学園概要
1992年開設の美麻学園は、センターを八坂学園と共用し、ホームステイ先や通学する学校は美麻地区に行くという形態を取っています。そのため、センター活動期間中はセンターより一部バスを使った徒歩通学をし、農家活動期間中は、美麻の各ホームステイ先から通学します。基本的にセンターでの集団生活や休日などのセンター行事は八坂学園と合同で行っています。
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地域の概要
雄大な北アルプス山麓にある美麻は、北は白馬村に隣接する標高1,000m近い高原。冬の寒さは厳しく、雪の量は小中学校でも50cm~1m以上積もります。そのため吹雪の中の通学も珍しくありません。いたるところから北アルプスを眺める事ができ、NHK朝の連続ドラマ「おひさま」のロケ地となった中山高原には、春には菜の花畑、秋にはそば畑が広がります。
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学園の主な行事
※センターを八坂学園と共同で使用しているため、内容はほぼ同じです。
【春】
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【夏】
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【秋】
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【冬】
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小学校・中学校
センターから約10kmのところにあり、小学校と中学校の校舎が併設された形の、小中一貫校(義務教育学校)になっています。1学年1クラスの小規模校で、小学校1年生~9年生までが一緒になって勉強をするので、年長の子が下の子の面倒を見る心温まる姿がみられます。学校でも体験教育を重視しながら、地域の特性に根ざした総合学習的な授業に早くから取り組んでいる学校です。また、旧美麻村時代から約30年間続けられている、姉妹都市であるアメリカカリフォルニア州のメンドシーノ地方との交流活動において、5,6年生全員が訪米体験をするなど、国際交流活動も盛んに行われています。学校長をはじめ教職員も、留学生の生活を理解しながら、きめ細かい学校教育を行っています。
また、公民館が主催し、センターが中心となって指導を行う通学合宿には主に4年生が参加し、地域の子もセンターに寝泊りをしながら留学生と同じ生活を体験するなどの活動を行っています。
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受入農家(受け入れホームステイ家庭)
山村留学制度が始まった43年前当時は、ホームステイ先の家庭がほぼ「農家」であったため、この名称を用いてきました。現在でも、専業農家の御家庭もいますが、中には、Iターンで移住されてこの地で暮らす御家庭が引き受けてくださる例もあります。ただ、いづれにしても、この山村の山あいで、人と自然との繋がりを大切にしながら暮らしを営む方々が、子どもたちの御世話をして下さっています。定期的にセンターに集まり農家会合を行い、子ども達の様子や出来事を報告するとともに、指導員と情報交換を行います。
地域の一員として、家族の一員として過ごす場は、留学生にとって本当の山村での生活を体験する場でもあるのです。