「何をしたらいいの?」から「これやりたい!」へ
【お子様に読んであげてください。私たちの描く子ども像と、活動の出発点がここにあります】
自動車は、いくら丈夫な車体と優れたエンジンを持っていても、ガソリンなどの燃料がなければ走りません。これはみんなが知っていることで、走らない自動車はただの鉄のかたまりと同じです。
これを人にたとえると、車体は健康な体、エンジンは物を考える頭ということになります。では、人の燃料にあたる部分はなんでしょうか。
それは、目的に向かってつき進んで行こうとする力、「やる気」とか「活力」「生活力」といった、その人間の「生きようとする力」といったものだと思います。
目を輝かせていきいきと生活している人こそ、体の中で力強く燃料が燃えているといえるでしょう。
今の子どもたちをみていると、学校でも家に帰ってからの塾でも、エンジンにあたる、頭を磨くことばかりに力を入れているようです。
確かに、エンジンの性能が良くなければ受験や就職といったレースには勝てません。でもよく考えてみると、大切なのは燃料がなければ走ることすらできないということです。
最近は、「自分から何かをしようとする気力のない人」「自分で考えようとしない人」「自分の身のまわりことができない人」などが増えているように思うのです。
育てる会の活動は、みなさんの心の中に「やる気」「活力」などの「生きる力」という、赤々と燃える燃料を積み込むのが目的です。
たくさんの活動に参加して、いろいろな燃料を自分の中に積み込んでみましょう。
公益財団法人 育てる会
創設者 青木孝安
創設者 青木孝安