2018週末活動 入笠山湿原散策と縄文体験
2018年度3回目の週末ミニ山村留学、「入笠山湿原散策と縄文体験」を実施しました。男の子が9名、女の子が7名と少人数でしたが、元気な子が集まって、とてもにぎやかに過ごしてきました。
***** 1日目 *****
13日の朝、新宿駅から特急あずさで富士見をめざしました。すずらん山荘に立ち寄って服装や水筒などの準備をして、ひとつめのテーマになっている入笠(にゅうかさ)湿原に向かいました。
入笠湿原は、すずらん山荘からバスで20分ほどのところにある入笠山の中腹にあります。山荘の前から見える、南アルプスのハート形の模様のあたりです。
バスを降りてまずはゴンドラに乗りました。このあたりはこの時期、マウンテンバイクのダウンヒルコースとして使われています。急斜面を駆け下りていくマウンテンバイクがたくさん見えましたね。ゴンドラを降りたらカラマツ林を進み、湿原をめざします。
湿原を渡る木道を歩いていくのがみんなとても楽しかったようです。標高1700メートル。たくさん歩いたのと、ときどき陽が差したので、半袖になっている子もちらほら。元気いっぱいに記念撮影をして折り返し、ゴンドラに乗って下山しました。
バスで山荘に戻り、班分けの発表などミーティングをして自由時間になりました。カエルを捕まえる子、お花を摘む子、栗を拾う子、その他食べれる木の実を探す子など、山荘のまわりをのびのびと駆け回っていました。
お風呂でゆっくり暖まって夕食を済ませた後はナイトハイク。ヘッドライトをつけずに、目を暗がりに慣らせてお散歩をしてみました。予想外のハプニングに見舞われた子もいましたが、ライトをつけなくても「真っ暗」ではないことを感じてもらえたかと思います。
***** 2日目 *****
夜の間に雨が降り、みんなが起きた頃には地面がしっかり濡れていました。かろうじて止んでいたので、朝のつどいは外でしました。冷え込んでいましたが、「おはようございまーす!」とやまびこあいさつを響かせていましたね。
今回は人数が少なく低学年の子も多かったのですが、食事当番や片づけ、持ち物の準備などを手早く進めてくれていました。朝ごはんのあとの自由時間も、お部屋の中でじょうずに過ごしていたようです。
すずらん山荘のある富士見町周辺は遺跡の豊富な地域です。ミーティングで縄文時代の遺跡についてのお話を聞き、今回の2つ目のテーマである縄文体験をしに、バスで井戸尻考古館に行きました。
竪穴式住居や土器・石器・土偶など、たくさんの資料を見たあとは「飾り玉」作りに挑戦しました。材料の石も、道具も、縄文時代の人たちと同じものを使います。館長の小松さんに教わって、石を選んで、自分の好きな形に整え、穴を開けてひもを通しました。みんな寒さをわすれて夢中になって作っていました。小松さんとの約束はみんな大丈夫かな?
山荘に戻ってお昼を食べ、大掃除をしました。食事当番もお掃除も、みんなとても真剣に取り組んでくれて、出発まで自由時間をたっぷり取ることができました。
次回は11月3日・4日の焼き芋と古道ハイキングです。
またみんなと楽しい週末を過ごせることを楽しみにしています。
【今回のスタッフ】
チーフリーダー:アッキー
リーダー:おーけん、きのこ、ひろき、みっちー、ゆっきー、みーちゃん
厨房:くっしー
バス運転:あつしさん
【今回の献立】
<13日夕食>
ごはん、なめこの味噌汁、豚肉のしょうが焼き、キャベツの千切り、マカロニサラダ、トマト、かぼちゃの煮物、みかん
<14日朝食>
ごはん、豆腐の味噌汁、じゃがいもとベーコンの炒め物、ほうれん草のおひたし、がんもと大根の煮物、焼きのり、りんご
<14日昼食>
挽肉といろいろ野菜のカレーライス、浅漬け、牛乳、ヨーグルト