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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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安曇野散策、座禅・写経体験


12月7日(土)

八坂美麻地域でも雪が降る日が続き、辺り一面に雪が降り積もりました。
この日は安曇野市街へ出かけ、午前は安曇野散策、午後は座禅・写経体験を行いました。

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・安曇野散策

午前中は安曇野の穂高へ向かい、歴史や文化に触れるために班ごとに分かれて散策をしました。

安曇野は至る所に道祖神があり、その数なんと約900体以上、単体の市町村では日本一と言われています。
道祖神は、村境で悪霊や悪い病が村へ入るのを防ぎ、旅人の安全を守り、五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄などの守り神として、昔から路肩や玄関先に置かれました。

安曇野ならではのものを多く見つけた班には良いことがあるかも!?と指導者から声をかけられ、どの班も張り切って散策に出かけました。
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「こんなにたくさん道祖神ある!」

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「ここは観音様の石像があるよ!」「家の蔵には字がかいてあるね」

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辺りを見回しながら、安曇野の街を2時間以上練り歩きました。
途中道に迷うなどのハプニングもありましたが、八坂美麻とは違った、安曇野の文化や歴史に触れることができました。また、班の皆との楽しい思い出もたくさん作れた様子でした。

・座禅・写経体験

散策が終わった後は、今回座禅・写経体験をさせていただく、穂高にある曹洞宗宗徳寺にお邪魔してお昼のお弁当をいただきました。その際にお寺の方々のご厚意でお茶と野沢菜漬けもいただきました。とても美味しく、皆たくさんおかわりをしていました。

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お昼ご飯で体を休めた後、和尚さんにみんなでご挨拶をしました。本尊の前で和尚さんに合わせてお経を一緒に読み、読んだ後はお経の説明もしていただきました。

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座禅は「調身」「調息」「調心」の3つの「調」が大切です。まず、姿勢を整え、その次に呼吸を整えると、心も整います。
一通り説明を受け、壁に向かって座禅をしました。

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座禅中は、呼吸に集中し、何も考えないことが望ましいそう。
子ども達は、自分と向き合いひたすら座り続けました。

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約20分の座禅をし終わった時には、「足がしびれた」とすぐ立てずにいた子や、「すごく長く感じた」という子もいました。

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日頃、忙しくバタバタした時間を過ごしている学園生にとって、何もせずに落ち着いて過ごす時間は、とても貴重なものになったのではないでしょうか。

座禅の後は写経体験をしました。
写経は、お経を書き写すことだけでも功徳を得るものとして、僧侶の修行の一環として行われてきました。
先程読ませていただいたお経の、「般若心経」を写経しました。

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276字の写経でしたが、丁寧にじっくり時間をかけて集中している様子でした。書き終わった子ども達は、「やっと終わった」「結構疲れるね」「すごい綺麗に書けたよ!」と達成感を感じているようでした。

写経が終わった子は、仏様の絵像を模写する写仏に挑戦してみたり、本堂にある木魚を叩かせてもらったりと、貴重な体験ができました。

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最後に全員で穂高神社へ向かいました。穂高見命を御祭神に仰ぐ穂高神社は、古くより日本アルプスの総鎮守、交通安全、産業安全の守り神として広く信仰されています。

代表者に合わせて二礼二拍手一礼。さすがは学園生、全員きれいに揃ってお手本のような参拝でした。

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中3生は、高校受験の合格と山留生全員が修園まで生活できるように絵馬に書いて、祈願しました。

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久々に八坂美麻を離れての活動。八坂美麻とは違った場所ならではの体験ができ、充実した1日を送ることができました。















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