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稲刈り
・9月16日（月・敬老の日）
八坂の棚田も穂が黄色く色づき、稲刈りを行う田んぼが増えていきました。
この日はセンターの田の稲刈りをしました。
4月の田起こしから始まり、代かき、田植え、日々の手入れをしながら、無事に収穫の日を迎えることができました。
現在、稲刈りの作業も機械で行っている場合が多く、刈り取り、脱穀、乾燥まで、機械を使えば一気に行うことができます。しかし、センターではこれまでの作業と同様に、稲刈りも昔ながらの方法で、全て手作業で行います。お米を育てる苦労を体験し、食への感謝の気持ちを改めて感じてもらいます。
まずは２,３人ペアで稲刈りをしました。稲を鎌で刈り取ったら、ペアに渡し、稲の束を作っていきます。
手を切らないように注意しながら、どんどん刈り取っていきました。
刈り取った稲の束は、藁を使って結束していきます。結束の作業は中学生が中心となって行ってくれました。力を使った作業のため、「指が痛くなるね」と言う子もいましたが、頑張って取り組んでいました。
最後に、束にした稲を逆さまにして稲架掛け（はざかけ）を行いました。お米を天日干しして乾燥させるための作業ですが、機械で乾燥させるより稲架掛けを行う方が、根っこに溜まった栄養分まで穂に落ちるため、美味しくなるんだそうです。
稲の束を運んで稲架棒に一束ずつかけていき、きれいに敷き詰めていきました。
この日も日中は暑く、こまめに休憩をとりながらもテキパキと動き、およそ3時間半で作業を終わらせることができました。
子ども達は、「すごくお腹すいた」「今日のお昼なんだろう」と、たくさん働いた分お腹が空いた様子。昔ながらの米作りの大変さを感じることができました。
今回は午前中で終わった稲刈りの作業でしたが、昔は家族が1年暮らせる分のお米を作っていたため、学校も田植えや稲刈りの日は休みになり、家族や集落総出で作業していたそうです。
これから2週間ほど乾燥させ、脱穀をする予定です。子どもたちは早くも、自分たちで収穫したお米を食べるのをとても楽しみにしている様子でした。