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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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小学生ソロキャンプ


7月6日(土)

中学生が船舶活動に出掛けたこの週末、小学生はソロキャンプを行いました。

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1日目の午前中は、みんなで畑作業を行いました。

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まずは学園の中の畑に寄って、5月に植えたサツマイモやスイカの様子を観察。

自分たちが植えた苗がすくすくと育っている様子を見て、「いつ食べられるの?」と興味津々でした。

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下の畑では、ナスやピーマン、オクラなどの支柱立てを行いました。

支柱を挿す位置や角度を決めるのが少し難しいですが、学園生同士で確認しながら作業を進める姿がありました。

続いて、お楽しみの収穫。

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「こんなに大きいのが採れた!」「ここもいっぱい生ってるよー!」

下の畑ではキュウリやピーマン、ズッキーニを収穫することができました。

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自分で収穫したキュウリはその場で丸かじり。

「甘くておいしい!」「畑を頑張った後のキュウリって最高だよね」

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キュウリ休憩のあとは新入園生と継続生に分かれて、午前中いっぱい畑作業を頑張りました。

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昼食を食べたあとは、自分たちが使うテントや寝袋を準備しました。

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ミーティングでは、ソロキャンプに向けてルールの確認や、個人の目標決めも行いました。

小学生は今年度3回目のキャンプですが、今回はかまど作りや火起こし、炊事などをすべて1人で行います。配られるマッチの上限を20本までと定められたなかで、何本のマッチをもらうか決め、自分が何本で火起こしを成功させたいか、目標を立てました。

また、どうしても困ったときに指導員からアドバイスを受けることができる「ヘルプ制度」について説明し、上限5回までのなかで自分が使用したい回数を決めました。「マッチ5本以内で火を起こしたい!」「ヘルプは3回にする!」とそれぞれ自分の現在のスキルに合わせて目標を設定しました。

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さて、この日の夕食はそうめんパーティー

午前中にみんなで収穫した野菜が天ぷらとして登場し、美味しくいただきました。

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夕食を終えて辺りが真っ暗になると、大町市の高瀬川河川敷へと出かけました。

ここでは毎年6月下旬頃からホタルを鑑賞することができます。

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「うわー飛んでる飛んでる!」「きれいだね」

この日は昼過ぎから雨が降っていましたが、出かける頃には止んでいました。ジメジメとした気候は、ホタルを鑑賞するのにうってつけの条件です。あちこちに飛び交うホタルに魅了されました。

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保存会の方からお話を聞き、ホタルのエサとなる「カワニナ」も見せていただきました。

今回はじめてホタルを見たという子も多く、帰り道も「きれいだったね」「どうやって光ってるのかな」と話している姿がありました。

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ホタル鑑賞から帰ってきて、いよいよキャンプの始まりです。

2人1組でテント泊をする子もいれば、テントもソロを希望する子も!

暗い中でも、声を掛け合いながら黙々と設営を行っていました。

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寝る前のココアで一息つき、無事に1日目が終わりました。

7日(日)

前日とは打って変わって、この日は日差しが照り付ける陽気となりました。

起床してまずは寝袋をたたみ、テントを日向へ移動して乾かします。

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「おなか空いたー」とすぐに朝食を食べたいところですが、ここからはソロキャンプの始まり。

自分でかまどを建てて、火を起こし、朝食作りのスタートです。

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「どんなかまどにしようかな」と悩みながらも、それぞれ個性のあるかまどが完成しました。

朝食メニューはインスタントラーメン。ガスや電気を使用すればすぐに沸くお湯も、火起こしから始めるとかなり大変です。

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前日に雨が降ったことで薪や地面が湿っていて、なかなか火が安定しません。どうにか自分の目標内のマッチで火起こしを成功させようと、薪や燃料を足したり、組みなおしてみたり。「ヘルプ使います!」と指導員にアドバイスを求める姿もありました。

しっかり目標を達成できた子もいましたが、大多数が火起こしに苦戦しました。なかには「マッチ使い切っちゃった...」としょんぼりしながら、冷たいインスタントラーメンをすする姿も...。

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昼食を作り始める時間になって、やっと朝食が完成した子もいました。

「マッチがもうない...」という声が多数だったので、子どもたち同士で話し合い、昼食分のマッチの本数を増やしてもらう代わりに、お腹を空かせるのを兼ねてキャンプ場周辺をみんなでランニング。気分転換をして、火起こし再チャレンジです。

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「朝は薪が足りなかったから、沢山もってきた!」「薪の組み方を変えてみる!」と、失敗した原因を考えながら、前向きに取り組みました。

昼食は親子丼。飯盒炊爨に集中する子もいれば、具も自分で作る子も。

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朝の反省を踏まえ、調理も順調に進んでいきます。

「ご飯うまく炊けた!」と嬉しそうに報告してくれました。

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指導員にヘルプを求めながらも、全員がなんとか温かい昼食を食べることができました。

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ソロキャンプは、自分のスキルを知ることができる活動です。

帰園後のミーティングでは「お米が柔らかすぎた」「火を安定させるのが難しかった」など、様々な失敗体験を話す姿がありました。また、「朝は失敗したけど、昼は上手く出来た」といった話もたくさん聞かれました。今回のキャンプは学園生にとって「失敗から学ぶ」ことができた貴重な機会になったようです。















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