トップ > 山村留学 > やまなみだより > 田植え

やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

« デイキャンプ | メイン | 苗・種植え、樹の活動 »

田植え


5月20日(日)

「行ってきました!」
2回目の農家活動を終え、子ども達は元気にセンターに帰ってきました。

この日は田植えをしました。

20240520115353.JPG

活動前のミーティングでは田植えの作業工程や、春祭りの意味、正しい二拝二拍手一拝の作法を教わりました。

20240520114718.JPG

20240520114756.JPG

ミーティングが終わったら皆で道具を持っていざ田んぼへ!

20240520114824.JPG

まずは春祭りを行いました。

春祭りは、宗教的な意味合いではなく、古来から日本で大切にされてきた、「自然を畏れ、敬う気持ち」を体験するためのものです。山の神様を田んぼに迎え、無事に収穫できるまで見守ってもらいます。

今回用意した略式の祭壇には、人が生きるために必要な、水、塩、米と、稲穂の色を模した黄粉にぎりを供え、神籬(ひもろぎ)と玉櫛拝礼(たまぐしはいれい)にはソヨゴという常緑樹を用いました。

20240520114851.JPG

祈りは、「自分の"意"を"乗せる"」という意味があるそうです。
「無事に収穫できますように」と自然の神様にお祈りしました。

20240520114928.JPG

春祭りの後は、皆でお供えした黄粉にぎりをいただきました。

20240520115032.JPG

20240520115101.JPG

美味しくいただいたらいよいよ作業開始です!
事前に中学生が引いてくれた線を基準に、苗を植え始めます。

20240520115144.JPG

苗は、埋めすぎたり、間隔を詰めすぎたりすると、病気などで育たないことがあります。
「埋めすぎないようにね」「苗の間隔狭くない?」と隣同士で確認しながら植えていきました。

20240520115213.JPG

20240520115236.JPG

20240520115301.JPG

20240520115321.JPG

「苗なくなった人いるー?」「あっちまだ終わってないね」と声を掛け合いながらどんどん植えていく子ども達。
協力して無事に田植えを終わらせることが出来ました!

20240520115415.JPG

20240520115449.jpg

大雨や台風等、人間にはどうすることもできない自然に対して、昔から日本人は畏敬の念をもって生活していました。今年も無事に収穫できることを祈りながら、子ども達と日々の手入れを欠かさず、稲の成長を見守っていきます。















©SODATERUKAI All rights reserved.