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田植え
5月20日(日)
「行ってきました!」
2回目の農家活動を終え、子ども達は元気にセンターに帰ってきました。
この日は田植えをしました。
活動前のミーティングでは田植えの作業工程や、春祭りの意味、正しい二拝二拍手一拝の作法を教わりました。
ミーティングが終わったら皆で道具を持っていざ田んぼへ!
まずは春祭りを行いました。
春祭りは、宗教的な意味合いではなく、古来から日本で大切にされてきた、「自然を畏れ、敬う気持ち」を体験するためのものです。山の神様を田んぼに迎え、無事に収穫できるまで見守ってもらいます。
今回用意した略式の祭壇には、人が生きるために必要な、水、塩、米と、稲穂の色を模した黄粉にぎりを供え、神籬(ひもろぎ)と玉櫛拝礼(たまぐしはいれい)にはソヨゴという常緑樹を用いました。
祈りは、「自分の"意"を"乗せる"」という意味があるそうです。
「無事に収穫できますように」と自然の神様にお祈りしました。
春祭りの後は、皆でお供えした黄粉にぎりをいただきました。
美味しくいただいたらいよいよ作業開始です!
事前に中学生が引いてくれた線を基準に、苗を植え始めます。
苗は、埋めすぎたり、間隔を詰めすぎたりすると、病気などで育たないことがあります。
「埋めすぎないようにね」「苗の間隔狭くない?」と隣同士で確認しながら植えていきました。
「苗なくなった人いるー?」「あっちまだ終わってないね」と声を掛け合いながらどんどん植えていく子ども達。
協力して無事に田植えを終わらせることが出来ました!
大雨や台風等、人間にはどうすることもできない自然に対して、昔から日本人は畏敬の念をもって生活していました。今年も無事に収穫できることを祈りながら、子ども達と日々の手入れを欠かさず、稲の成長を見守っていきます。