親子散策、代かき
5月5日(日・子どもの日)
雲一つない晴天となったこの日は、午前中に親子散策を、午後に代かきをしました。
親子散策では、体力に自信のあるご家族にお勧めの鷹狩山コース、ちょっと緩く散策する水源地コース、ゆったりと散策できるセンター周辺コースの3コースに分かれ、親子で山菜を探しながら散策をしました。
まずは、山菜の紹介から。
この時期にとれるコゴミ、コシアブラ、モミジガサなどの見分け方や採取時の注意事項を聞き、理解を深めました。
3コースに分かれたら、いざ出発!
鷹狩山コースは、山菜を採りながら、山頂へと目指します。
快晴のおかげか、木漏れ日の日差しが強く、皆汗をにじませながら登っていきました。山頂に着くと、雄大な北アルプスの景色に感嘆の声があがりました。
水源地コースは、のんびりと自然の中を散策しました。
ワサビやユキノシタなど、水が豊富な水源地ならではの山菜を採取したほか、山菜以外の植物も学び、まるで青空教室のようでした。
センター周辺チームは学園長によるセンターの歴史や植物の説明を聞きながら、タラの芽やコシアブラを採取したり、子ども達が植菌したシイタケの原木を見学したりと、ゆったりと散策を楽しみました。
持ち帰った山菜を天ぷらにして、お昼は山菜うどんが振舞われました。
食後のデザートは、2日前に作ったちまき。今年一年健康に山留生活を送れるよう願いながらいただきました。
最後は全員で「山留のテーマ」を歌って解散となりました。
午後は代かきを行いました。
代かきは田んぼの土と水をなじませて柔らかくする作業で、肥料をムラなく混ぜる、水漏れを防ぐ、稲を植えやすくする等の目的があります。この工程がおろそかになると、稲を植えても水で流されることもあるため、非常に大事な作業です。
現在はほとんどの農家さんが耕運機を使用していますが、センターでは自分たちの足を使って行います。
裸足で田んぼに入り、「冷たい!」「気持ちいい!」とそれぞれ感じたことを言葉にしていました。
班で横一列に並び、手を繋ぎながら土が固まっている場所をしっかり踏みほぐして進みます。
「ちょっと速いよ、もっと小股で歩こう」「ここ固いから止まって足踏みしよう」と班長が積極的に声を掛け、田んぼ全体をムラなく踏み進めていきました。
最後の仕上げに、皆で早足に挑戦!
「もうどろどろだよー」「服もべちゃべちゃ」と笑顔で言う子どもたち。
親子の時間を過ごしたあとも、元気いっぱいの声が響き渡りました。