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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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田起こし、味噌玉作り


4月13日(土)

この日は午前中に田起こし、午後に味噌玉作りを行いました。
八坂でも春の暖かい風が吹き、「風が気持ちいい!」と言いながら作業をする子もいました。

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午前は田起こしをしました。

何気なく食べているお米も、たくさんの工程を経て、私たちの食卓に並びます。その数ある工程の始めに行うのが田起こしです。固くなった土を掘り起こすことで、空気に触れた微生物の動きを活発にさせる効果もあります。

現在は1人でも機械を使えばできる作業ですが、昔は人力と、馬や牛の力を借りて耕していました。センターでは、みんなで協力し合う共同労働体験を目的に、昔ながらのやり方で耕しました。

新入園生は鍬を持ち、継続生はスコップや肥料を手に今年度初の田んぼ作業へ。

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土を掘り返す作業は畑でもやっていますが...
「土が固くて重い!」「鍬に土がくっつく!」と、畑との違いを肌で実感しました。

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一方3年目以上の継続生は、畔の整備を行いました。
手際よく作業する姿は農家さんのよう。

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疲れたら交代で休憩をとり、みんなで協力してひたすら田んぼを耕します。

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作業が終わり、「疲れた!」「たくさん動いてお腹すいた!」と話す子ども達。
その背後にはしっかり耕された田んぼがありました!
1人では1日かけても終わらない作業ですが、みんなで頑張ればあっという間でした。

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働いた分、いっぱい食べて午後の味噌玉作りに備えます。

味噌を作るには大豆、塩、水、麹が必要ですが、昔は麹が高価で手に入りづらかったため、この地域では、煮た大豆をすり潰してボール状にし、カビを生やして発酵の助けとしていました。

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麹が手に入りやすくなった今日、味噌玉を作っているところは数少ないですが、八坂美麻学園では昔から継承されてきた方法を体験してもらうため、あえて味噌玉の工程を入れています。また、麹も十分に入れるため、とっても美味しいお味噌になります。

さて、味噌玉の材料である大豆の準備は中学生が前日の夜に手伝ってくれました。

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味噌玉作りは、まず煮あがった大豆を味噌すり機で潰し、ペースト状にしていきます。
味噌すり機のハンドルは意外と重く、回すだけでも一苦労です。
「大丈夫?交代しようか?」と優しく声をかけ合い、協力してペースト状に。

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ペースト状にした大豆を今度はソフトボールほどの大きさに丸め、味噌玉の完成です!

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大豆60kg分の味噌玉作りは、皆で協力してあっという間に終わりました。

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今は綺麗な肌色をしていますが、これから味噌玉がどのように変化していくのか楽しみです。5月のゴールデンウィークには、今回の味噌玉を潰して、塩や麹、水を加えて味噌仕込みをしていく予定です。

夕方には、火災を想定した避難訓練も実施。

避難の時の合言葉"お・は・し・も"を意識し、慌てずに外まで避難しました。

訓練を実施後、非常通路や非常ベル、消火器の場所、使い方などを確認し、「自分の身は自分で守る」ことの大切さについても改めて確認しました。

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そして夜には、継続生による演目デモンストレーションがありました。久しぶりの演目でしたが、一生懸命に踊りや太鼓を披露した継続生。

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新入園生からは「かっこよかった!」「早く太鼓やりたい!」とモチベーションに繋がったようでした。















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