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薪割り・炭焼き
2月8日(木)
いよいよ炭焼きがスタート。
みんなで割った薪を窯にたてこむ作業を行いました。
前回の薪割りで足りなかった分は、学校から帰ってきたあとの時間を使って少しずつ補いました。
なかには「薪割りやりたいから早く帰ってきた!」という積極的な声も。
一度薪が割れると、その爽快感にハマるそうです!
みんなが割り終わった後に「まだ割っていい?」と、何本もチャレンジした子もいました。
炭焼きは冬の山仕事のひとつ。
農作業ができない冬の間、木を伐り、それを使って炭を焼く。そういった生活が八坂・美麻でも約50年ほど前までは盛んにおこなわれていたそうです。電気や石油など、様々な燃料の普及によって、普段の生活で炭を使うことは少なくなりましたが、この山村文化を体験するためにセンターでは木の伐りだし・炭焼きを毎年行っています。
個人体験で炭焼きに取り組んでいた継続生が中心となって、1人ずつ薪を窯にたてこみました。
前日から火を焚いていたので窯の中はとても暖く、「ずっとここにいたい!」という声も。しかしずっと作業をしていると、まさにサウナ。汗を流しての作業となりました。
薪の太い方を上にして、窯の中いっぱいに薪を詰めたら着火。
石と粘土で窯の入口をふさぎ、熱を窯のなかに滞留させます。煙の色やにおいを頼りにしながら、煙突の穴や、窯の入口の大きさを調整します。この工程を2日間かけてじっくりと行うことで、薪が燃え尽きて灰になることなく、炭が出来上がるのです。
炭を取り出すときは、長い柄のついた道具を使って炭を引っ掛けて手前に寄せます。高温の窯の前に立ち、重い道具を扱うのは一苦労です。
「熱くて、近づくのこわい!」「あー、炭が割れちゃった...」
炭を折らずにそのまま取り出すのはとても大変ですが、壊れずに立派な炭が取り出されると歓声があがりました。
取り出した炭に消し灰をかけて、白炭にしました。
炭を打ち付けて「カンカン」と金属のような音がすると、いい炭である証拠です。子どもたちは嬉しそうに耳を澄ましていました。