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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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第48回収穫祭


11月11日(土)・12日(日)

学園の一大イベントである収穫祭。

たくさんの方々にご協力いただきながら、今年は4年ぶりにセンターで全日程を開催することが出来ました。

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1日目。

前庭に祭壇やお供え物を用意して、農事を報告し、自然の神様へ収穫の感謝を伝える「感謝の式」から始まりました。

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この儀式は、5月の田植えで行った「春祭り」と同じように、宗教的な意味合いではなく、日本で古来から大切にされてきた「自然を畏れ、敬う」気持ちを体験するものです。

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祝詞として、代表の学園生が感謝の作文を読み、無事に作物を収穫できた事を神様へ報告することが出来ました。

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神事終了後は直会として、子どもにはお供え物の手作り落雁、大人にはお神酒が配られました。

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子ども達が作業してきた田んぼでとれた稲穂と「山留米」も、保護者に手渡すことが出来ました。

お昼ご飯を食べ、いよいよ個人体験発表と全体発表の時間です。

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個人体験は、学園生が自らテーマを決めて「八坂・美麻でしかできないこと」を、地域の様々な方に協力していただきながら取り組んできました。

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緊張した様子をみせながらも、中身の詰まった個性ゆたかな発表を行うことが出来ました。

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全体発表では、4月から取り組んできた演目を取り入れた「創作劇」を発表しました。学園で創作劇に取り組んだのは実に4年ぶり。学園生全員にとって、初めての挑戦となりました。

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個々のセリフを覚えたり、身振り手振りを付けたりと試行錯誤しながら取り組んできましたが、本番ではそれぞれの役割を全うできました。

来賓の方や農家さん、保護者など、たくさんの人から感想を頂き、子ども達も達成感を感じられたようでした。

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夕食は、農家さんを囲んで会食会を行いました。発表の感想や、生活の様子などを話し、どのテーブルも和気あいあいとしていました。

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会食会でも演目披露を行いました。

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今回の収穫祭には、約70名ほどの修園生と、その保護者もお手伝いに来てくださいました。ありがとうございました!

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修園生は演目も張り切って参加し、当時と変わらない腕前を披露してくれました。「かっこいい...あんな風に演目やりたいな」と、学園生も良い刺激を受けた様子。

最後はみんなで信濃の国、山留のテーマを歌い、1日目は賑やかに終了しました。

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2日目。

学園生と保護者が店主となり、模擬店販売を行いました。

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この日もたくさんの方に来園いただき、普段お世話になっている地域の方をおもてなしすることが出来ました。

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心配されていた天気もどうにか持ち堪えてくれて、無事に今年も収穫祭が終わりました。

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今回の収穫祭のテーマ「一致団結」

学園生は、この2日間に向けて、個人体験、演目や劇の練習だけでなく、それぞれの係の仕事も分担して取り組んできました。日々の生活の中でも、それぞれの課題を見つけ、より良くするために模索する姿がありました。限られた時間の中で、やるべきことを早く終わらせ、時間を作って頑張ってきた学園生たち。2日目の夜は全員が倒れこむように、あっという間に眠りについていました。

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後日行った収穫祭の振り返りでは、「最初は本当にできるのかと思ったけど、無事劇を完成することができて良かった。」「たくさんの人から褒めてもらえて達成感を感じられた。」という意見が出た一方で、「もっとこうするべきだった」と反省する姿もありました。しかし、収穫祭はゴールではありません。これまで取り組んできた・努力してきた過程にも目を向けながら、更に「一致団結」できる学園になっていってほしいです。

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最後に、収穫祭を行うにあたり、様々なご協力をしてくださった皆様。本当にありがとうございました。















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