通学合宿が始まりました!
6月21日(水)
コロナ禍で中止となっていた通学合宿が4年ぶりに開村しました。地元の八坂・美麻小学校に通う6年生が、山村留学の生活を体験するためにセンターで4泊5日を過ごします。
親元を離れて「自分のことは自分でする」体験や、集団生活で協力し合うことで「思いやり」の大切さを学ぶ事などを目的とした地域一体型の行事です。
学園生が農家からセンターへ帰ってくるときと同じように、地元生も学校が終わると大きな荷物を背負って通学路を歩きました。八坂小の6年生は、「学びの合宿(中学の体験をする行事)」で後期課程があるせせらぎ校舎からの帰園でしたが、汗だくになりながらも中学生と一緒に談笑しながら帰ってきました。
センターに着いて最初にやる事は宿題です。
皆で机を囲って、わからない問題を相談し合う姿がありました。
宿題を終えた後はトランプやオセロをしたり、外に出てセンター周辺を見て回ったりと各々が自由に過ごしました。
開村式ではセンターで過ごす際の注意事項や、基本的な生活習慣について指導員から説明を行いました。
生活班も発表されて、いよいよ本格的にセンター生活がスタートしました。
夕食の時間は、学園生が積極的に地元生に説明する姿がありました。配膳が終わった後は、食事のルールや作法について話しました。
「いただきます」「いただきました」
感謝を込めて皆で黙とうを行います。
自己紹介をしたり、学校のことを話したりと和気あいあいとした雰囲気で地元生もすぐに打ち解けていました。
夕食後の掃除の様子。
学園生が地元生に教えながら一緒に隅々まで綺麗にする姿がありました。
掃除後は地元生への歓迎の気持ちを込めて学園生による演目発表を行いました。
学園生は今年度初めての人前での発表でしたが、この2カ月の練習の成果を発揮できました。
地元生からも「かっこよかった」「迫力があった」と感想が挙がりました。
地元生のなかには演目練習を楽しみにしている子も多くいました。学園生の発表後は、一緒に三宅島太鼓を練習しました。
最初はバチを持たずにリズムの確認を行い、徐々に身体の動きをつけ足していきます。
新入園の学園生も、今回は地元生のお手本です。
「もっと腰を低くした方がいいよ」「最初はリズムを口に出しながらやると覚えられるよ」
継続生に自分がどのように教えてもらったのか思い出しながらアドバイスをしていました。
通学合宿の最終日には、地元生の保護者の前で演目発表をします。限られた時間のなかでも良い発表ができるように、一回一回の練習を大切にしていきます。