畝立て・サトイモとネギ植え
5月3日(水)
「いってきましたー!」
農家対面式から10日間以上が経過し、子どもたちが久しぶりにセンターへ戻ってきました。農家さんのお宅でどんな事をして過ごしたのか、楽しそうにお互いの生活について話す姿が見受けられました。
活動が目白押しな学園生のゴールデンウィークは、畑作業から始まりました。
まず全員で上の畑へ行き、畝を立てました。
一直線に溝を掘っていき、そこへ肥料を蒔きます。
畝が曲がることなく一直線になるように注意して、肥料の上から土を盛ります。
継続生の教え方がいいのか、新入園生も段々と鍬を扱うコツを掴んでいるようで、最初の畑起こしよりも作業がスムーズになってきました。
盛った土を整えたら上からマルチかけを行います。こうすることで雑草が生えにくくなり、また土壌が温まるため野菜の生育環境が整います。
「そっち押さえててね」「ピッタリきれいにはりたいよね」
最後まで班のメンバー同士で協力し合って、7列の畝が出来上がりました。
今回立てた畝には今後、枝豆や水菜などたくさんの種類の種や苗を植える予定です。
畝立ての次はサトイモの種芋植えを行いました。
サトイモは、親芋が小さくなるジャガイモと違って、親芋も子芋も一緒に成長します。大きくなったサトイモをたくさん収穫できるのが楽しみです。
その後は、継続生と新入園生に分かれて活動を行いました。今年はセンターで2種類のネギを育てます。新入園生を中心に、松本一本ねぎと石倉一本ねぎの苗を植えました。
「僕が土を起こすね」「こっちからの方が植えやすいよ」
みんなで声を掛け合い、協力し合う様子が見られました。
通気性が良い環境を好むネギの苗には上から藁を敷き詰めました。
収穫時期には約10倍ほどの太さまで成長します。子どもたちは、どんな料理で使いたいか話しており、今から収穫を楽しみにしている様子でした。
一方継続生は自分で畑の管理を行う、一坪畑の作業へ向かいました。一人で行う畝立てやマルチ張りは大人でも大変な作業です。
「どこに何植えるんだっけ?」「こっちにも畝必要だった!」
「マルチ切るの手伝ってー!」
苦戦しながらも、これから自分の畑で収穫する予定の野菜を考えながら行う様子は楽しそうでした。
次の畑作業は農家明けになります。すでに植えた苗や種芋がこれからどう育っていくのか、みんなで観察をしながら見守ります。