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茶碗作り・初めての太鼓練習
4月15(土)
春が早い今年は、八坂の桜も週末には満開を迎えました。雨が降ったので花びらが段々と散ってきていますが、子どもたちは、時々風に乗ってひらひらと花びらが舞う様子をみて、「綺麗だね」と楽しんでいます。
この日はお茶碗をつくるために昨年に引き続き、安曇野市穂高にある陶芸会館へ出掛けました。
「学園生の心がまえ」のなかに「物を大切にする」という項目があります。自分で使うものを自分で作る体験を通して、愛着をもって物を大切にして欲しいという意味が込められており、毎年年度初めに行う活動です。
赤土と白土、それぞれ焼きあがった時の色が違うため、好みの焼き上がる色を選びます。まずは先生から茶碗の作り方や注意点を教えてもらい、茶碗を作っていきます。「意外と固いね」「どれくらいの大きさにしようかな」と初めて陶芸の粘土に触った子どもたちは扱いに少し苦戦しながらも、先生や周りの継続生に教えてもらいながら世界に一つだけの自分の形をつくっていきます。自分がこれから一年間使うものとなると、子どもだけでなく指導員もみんな真剣に取り組みます。
ろくろを使って形を整えたら竹串やヘラなどを使い、絵や模様を描きます。
「ごちそうさま、って書く!」「こんな模様できた!」
楽しそうに思い思いのデザインが出来上がっていきました。
お茶碗ができたら、余った粘土で箸置きも作りました。
こちらも個性豊かなものばかり。
お茶碗と箸置きが焼き上がって子どもたちの手元に届くまでは一カ月半程かかります。一体どんな仕上がりになるのか楽しみです。自分が一生懸命作ったお茶碗で食べるご飯はきっと最高に美味しいでしょう。
茶碗作りを終えて、センターに帰ってきた夕方は今年度初の太鼓練習も行いました。
育てる会では、伝統文化の継承や表現活動の一つとして様々な太鼓や踊りを練習し、収穫祭や地域の行事等で発表しています。一番最初に練習するのは、学園生が全員で取り組む「三宅島太鼓」です。
継続生が新入園生の傍について一緒に練習します。
「すっとん すっとん すっとんとん」
まずはリズムを唱えながら太鼓を打つ手を覚えます。
リズムを掴めたら、次は構えの姿勢や手の動かし方の練習です。
「ゆっくりやると面白い動き!」
継続生は新入園生に教えることで、より演目への理解が深まったようでした。
最後は実際にバチを持って太鼓を叩いてみます。
「全然真ん中にバチが当たらないよ」「つかれた...」
初めて太鼓を叩いた子どもたちは、ワンフレーズを最後まで叩くのも大変な様子でしたが、これから沢山練習して上達していくことでしょう。太鼓などの演目練習は、みんなでやるべき事を終わらせ、作った時間で行います。沢山練習ができるようにみんなで協力し合っていこうね。