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ミツバチ・サツマイモ・体験入園
・10月8日(土)~ 10月10(月)
不安定な天気となった3連休でしたが、9日(日)には延期となっていた八坂小学校の運動会が無事開催され、子供たちは練習の成果を発揮することができたようです。
さて、センターでの週末活動では、大町市内在住の奥原さんをセンターにお招きして、養蜂について教えていただきました。
他にもさつまいも堀りをしたり、来年度の入園を考えている方々が体験入園にいらしたり、盛りだくさんな連休となりました。
・ミツバチ
もともと昔から蜂が好きだったという奥原さん。学校の教員でもある奥原さんは、趣味で養蜂を始め30年近くとのこと。以前、20年前くらいに八坂中学校に赴任された際から、山村留学生の存在を気に留めていただき、いつか学園生にミツバチのことを紹介してあげたいという想いからお声がけいただき実現した今回でした。
話を聞けば聞くほど奥原さんのミツバチ愛を感じる1時間。奥原さんは今では自ら重機を使い整地して養蜂農園を造成してしまうほど。また、お話もとても面白く、動画やスライドを使った説明に学園生たちも真剣に見入っており、興味津々な様子でした。
ミツバチを襲うスズメバチやハチミツを狙う熊との闘いや、冬の越し方など大変なこともたくさんある一方で、自然界で糖度80パーセントもある食べ物はハチミツのみであり自然界で最高のごちそうであることや、ミツバチに受粉を頼っている植物が70パーセントも存在すること、さらには食物連鎖は自然の太陽光を吸収して育つ草からスタートすることなど、養蜂に留まらず自然界の不思議や魅力までたっぷりと教えていただきました。また、実際に巣箱を見せていただいたり、蜜の詰まった巣板を持たせていただいたりと、初めての体験にみんな大興奮でした。
最後には、学園生全員に奥原さんが大切に育てて絞った貴重なハチミツのプレゼント!
「花の味がするー!」「運動会の疲れなくなるよね!」と、嬉しそうに味わう様子が見られました。
また、ハチミツは食してすぐにエネルギーとなってくれるもので、バトミントンのオリンピックメダリストである娘さんの要望でスティック状にしてすぐに食べられるようにしたものでもあることを聞き、「来週のアルプスマラソンの時まで取っておく!」という子も多数いました。
奥原さん、貴重なお話とお時間、そして大切なハチミツのプレゼントをありがとうございました。
・サツマイモ堀り
不安定な天気の中でしたが、さつまいも堀りをしました。しばらく様子を見ないうちに、つるを伸ばし立派な葉っぱをつけていました。土の中のさつまいもに期待して、土を掘り返していきました。スッコプや鍬も使いながら、慎重に掘っていきます。
「あったー!」「おっきいのとれたよー」「どんどん出てくる!」「こっちもたくさんあるよー」
たくさん立派なさつまいもを収穫することができました。
全員がてきぱきと準備から片付けまでをしっかり行えたので、雨に当たらず終わることができました。
日々の食事や、おやつに焼き芋などにしていただく予定です。楽しみですね。
・体験入園
今回は5組のご家族が体験入園に来てくださいました。学園生も朝から「体験の人もう来る?」「いつ来るの?」と、そわそわしていました。そしてさすが学園生、到着された方の館内の案内などを快く引き受けてくれました。
夕食後は、生活班に入って一緒に掃除も行いました。これまで教えられる立場だった新入園生が、しっかりと教えている姿が見られました。夜には演目発表も行い、たくさんの拍手をもらっていました。
また、発表後には収穫祭へ向けたミーティングも行いました。収穫祭まで残り1か月となりました。これで12日から学園生たちは農家入りとなりますが、農家中もそれぞれが立てた生活の目標を意識し、収穫祭の準備を各々進めていきます。