八方尾根トレッキング
二十四節気では処暑を迎え、朝晩は肌寒く感じることが多くなりました。日が暮れるとスズムシやコオロギなどの秋の虫が鳴いています。
・8月27日(土)
例年は北アルプスの山小屋に泊りながら1泊での登山をしていますが、今年はコロナの感染状況を踏まえ、安全に日帰りで行くことのできる八方尾根へ行ってきました。
北アルプスの北方に位置する白馬連峰の唐松岳(標高2696m)からは、尾根が四方八方に延びていることから、八方尾根と呼ばれています。そしてその中腹には池があり、八方池として知られています。標高2060m地点にある八方池までは、ゴンドラとリフトを乗り継いだあと、そこから1.5kmの道のりを歩いて目指しました。
天気が心配されましたが、雨は降らず曇り空の下をバスに乗って白馬へ向かいます。ゴンドラやリフトは雲の中を通ったため景色は真っ白でしたが、足元には色鮮やかな高山植物を見ることができました。
リフトを降りて注意事項の確認や準備体操を済ませ、いざ出発!
普段から長い通学路を歩いている学園生はズンズンとたくましい足取りで登っていきます。途中の休憩ポイントで景色を見渡すと、自分たちよりも下に雲が!雲の隙間から白馬村の町を見ることができました。
2時間ほど歩くと目的の八方池が見えてきました。お腹を空かせた学園生は、池に着くなりお弁当を広げてお昼ご飯。雄大な自然の中で食べるお昼は特別な感じがしました。
昼食後には池の周りを各自散策しました。偶然居合わせた山岳パトロールの人に話を聞きに行く子も。あいにくの天気で絶景とまではいきませんでしたが、非日常的な風景や空気に触れられた良い機会となりました。
帰園後は休憩時間とし、各自自由に過ごしました。本を読んだり、宿題をする子もいれば、元気いっぱいに外で野球をする子も。30日からの農家入りに向けて体調管理に気をつけながら、残りのセンター活動を行っていきます。