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小学生船舶活動
・5月29日(日)
かんかん照りの夏日となったこの日、小学生は諏訪湖にて船舶活動を行いました。
今回は全員がクルーザーとカヌーに乗りました。活動前ミーティングでは、諏訪湖や船の歴史、操舵するために知っておくべき名称について学びました。また、ロープワークや集合の仕方を教わり、実践しました。小学生だけのミーティングは和気あいあいと、楽しく行われました。
また、船舶活動では乗っている間だけでなく、活動の準備や片付けまでを協力し合って取り組む必要があります。そのため、協調性と集団行動を身につけることも目的の一つです。「他人の気持ちを考えた発言」、「周りを見て考えた行動」を養う機会ともなります。
さて、活動当日は小学生だけの朝の集いだったため、みんなで朝露の残る草を踏みしめて、田んぼの様子を確認しました。棚田に張られた水が鏡のように山や青空を映していました。いつか子供たちが大人になった時に、この風景をふと思い出せるような、そんな心の原風景になってくれたらいいと思います。
朝食も済ませ、準備万端な学園生は次々とバスに乗り込み、諏訪湖へ出発!
バスの中では「北アルプスがきれい!」「前より雪が減ったねぇ」「鳥がいた!!」など、元気に窓からの景色を楽しむ姿が見られました。
高速を降りると日の光がキラキラと反射する、諏訪湖が見えました。「海じゃないの?」と、半信半疑な子もいましたが、無事到着しました。今回の活動でお世話になる方々にしっかりと挨拶をした後、水難事故など水辺の活動の危険性を確認し、活動へ移りました。
カヌーではまず、パドルの使い方を練習しました。
次にみんなで協力してカヌーを運びます。「こっち重いよー。」「○○こっち手伝って!」
声をかけ合いながら順調に準備することができました。
いざ、出港!
諏訪湖内にある初島という人工島を目指しました。水面に浮いている菱の葉へ手を伸ばしたり、水鳥を観察したり、他のカヌーと水をかけ合いながら、頑張って漕ぎました。
初島には神社の鳥居があったり、鳥の羽が落ちていたり、みんなで上陸して自由に散策しました。
ハーバーに戻ってお昼ご飯を食べ、午後に備えてしっかり休憩をとりました。
「まだ行かないのー?」と、まだまだ元気な子供たちに、椅子や机の片付けをお願いすると、みんなで協力して積極的に動いてくれました。
さて、クルーザーヨットの活動では、事前のミーティングで教わった名称を思い出しながら、キャプテンの指示に従います。
「ポートに行ってー」「ティラー持ってー」「ジブセール出すよー」「タック準備!」
ティラーとは船の舵で、左右に動かすことで船の方向を変えることができます。
この操作を全員が体験しました。
始めはどっちに動かしたらどっちを向くのか混乱していた子も、徐々に慣れてきていました。目標物を見定めてその方向へと船を進めることができました。
活動の片付けが終わって時間が余ったので、「ライフジャケットの使用体験」を行いました。1人ずつ、勢い良く湖へ飛び込みました。
帰りのバスではおやつにアイス。普段食べられないとあって大興奮な子供たちでしたが、その後は疲れたのか静かに過ごしていました。
今回の活動では、全員が協力して準備から片付けまでを行うことができました。これからも生活の中でぶつかり合うこともありますが、船を進めるように協力すべきところは全員で力を合わせて、積極的に動けるようなってくれたらと思います。