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茶碗作り&太鼓練習
・4月16日 (土)
標高925mにある八坂美麻学園の周りでは、季節が一歩遅れてやってきます。そんな八坂でもようやく桜の開花が始まりましたが、まだまだ肌寒い日が続いております。
さて、この日はみんなで自分のお茶碗を作りに行ってきました。
なぜ自分のお茶碗を作るのか。
「学園生の心がまえ」の一つに、「物を大切にする」という一文があります。
自分で作ったお茶碗は特別だからこそ、物に愛着を持ち大切に使う経験になる。
そんな意味を持って毎年取り組んでいます。
今年は昨年と異なり、安曇野市穂高にある陶芸会館にお邪魔しました。
みんなでしっかり挨拶をして、活動が始まりました。
まずは先生が実演します。
全員真剣な表情です。
一通りの説明を受け、いざ実践。
なかなか綺麗な形にするのは難しく、何度もやり直す子もいました。
茶碗作りが終わった子は余った粘土で箸置きや小皿も作りました。
個性的な作品が並びました。
集中して取り組んだあとは、お弁当を近くの公園で食べました。
陽の光がポカポカと暖かく、桜の花びらがお弁当に落ちてくることもあり、春の陽気を感じることができました。
お腹いっぱいになった学園生たちはそれぞれ鬼ごっこや、キャッチボール、凧上げなど、自由な時間を過ごしました。
そして夕方には待ちに待った太鼓練習が始まりました。
八坂美麻学園では、伝統文化の継承活動と表現活動として太鼓や民舞の取り組みを行っています。
この日は全員が取り組む「三宅島太鼓」の練習をしました。
まずは、リズムを覚えます。
「すっとん すっとん すっとんとん」
みんなで両手を挙げて確認していきます。
途中途中、継続生が新入園生に教えてあげます。
リズムを覚えたら次は実際にバチを握って、動きを教えてもらいました。
「もっと足を開いて!」「腰があがっているよ!」「腕を思いっきり振って!」
継続生はペアの新入園生に指導し、新入園生も真剣な表情です。
最後には実際に太鼓を叩いて反復練習。
初めての子たちにとって1フレーズ叩き切るのはとても大変だったようで、「腕が痛い。」「手がひりひりする。」「つかれた。」というセリフが聞こえました。
それでも、最後までしっかり取り組むことができました。
今回太鼓の練習が行えたのは全員がきちんとやるべきことを終わらせ、時間を作ることができたからです。今後も学園生全員で協力して、練習の時間を作っていけたらいいと思います。