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第46回 収穫祭
11月20日、21日の2日間にわたって、第46回八坂美麻学園収穫祭を開催しました。
昨年度に引き続き、2日目の発表は八坂小学校の体育館をお借りしました。
ですが、昨年度と違ってより多くの地域の方々もにもお越し頂くことが可能となり、学園生たちが準備してきたものを全力でお届けする機会となりました。
11月20日(土)収穫祭1日目
1日目は農事の報告と感謝の式が執り行われました。
受入れ農家さん、学園生とその保護者がセンターの前庭に集まり、厳かな雰囲気に包まれました。
前庭には祭壇を構え、祝詞の代わりとなる作文を中学3年生が代表して発表。春からの田んぼ・畑作業を見守ってくれていた自然の神様に感謝を伝えました。
人間の力だけでなく、日照や雨など自然の力も必要とする農作業。お米・野菜の収穫を通して、改めて日頃の自然の力へのありがたみを認識しました。
式の後は直会としてお神酒と落雁が配られました。
その後は受け入れ農家さんによる農家物産販売が行われ、保護者の方々が農家さんのお野菜やお漬物などを購入する機会が持たれました。
コロナウィルスの影響もあり、なかなか農家さんと保護者の方々の懇談の時間が今年度も取りにくくなっていましたが、こういった形で改めて山留と地域とのつながりを感じることが出来ました。
夜には自分たちが育てた新米「山留米」を頂きました。
「粒がすこし大きくなった気がする!」
「やっぱり新米はあまーーい!」
自分達で育てたお米はひと味もふた味も違うようです。まずはお米を口に入れ、春からの作業を振り返りながら何度も噛みしめました。
お箸が進むようで、おかわりの列ができていました。
11月21日(日)収穫祭2日目
2日目には個人体験発表、全体発表を八坂小体育館で行いました。
今年度はコロナ対策をしながら、受入農家さん、保護者に加え、学校の先生や個人体験でお世話になった方、常日頃お世話になっている地域の方々にお越し頂くことが出来ました。
個人体験発表ではスライドを駆使しながら自分がここまでで追求してきた興味・関心についてを披露。
多くのお客様を前に緊張する学園生も多くいましたが、それぞれが体験を通して感じることが出来た考えや気持ちを伝えることが出来ました。
休憩をはさんで、全体発表。
四季の流れの中で、農作物の生長に重ねて、学園生個々の成長のエピソードを交えながら、10演目を繋いで披露しました。
緊張しながらも笑顔をつくる学園生たち、発表直前の舞台袖や舞台裏ではこんな風に過ごしました。
4月から練習を積んできた演目を全力で披露。太鼓を叩く学園生の手にはたくさんのマメ。それでも、最後まで手を抜きません。
気持ちを込めた演奏を披露することができ、観てくださっている皆さんへ熱い思いを届けることができました。
発表終了後には、自分たちで収穫した山留米を保護者の方に手渡ししました。
「いつも、ありがとう。これぜひ、食べてね!」
そして最後には学園生、保護者、指導者で肩を組んで「山留のテーマ」の大合唱。
山留家族の大きな輪をつくり、歌いました。
コロナ禍での収穫祭開催は2度目となりましたが、無事大成功を収めることが出来ました。
お越し頂いた方からは「感動しました!」「個人体験の内容が本当に興味深いです!もっと追及してほしい!」とたくさんのお褒めの言葉を頂きました。
保護者だけでなく、地域の方々の大きなサポートがあることを再認識し、これからの山留生活も気を引き締めていこうと気持ちを新たにすることができた収穫祭となりました。