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畑作業&脱穀
10月9日(土)
今日は作業の1日!
午前中には畑作業をおこない、午後は脱穀作業を実施しました。
・畑作業
新入園生と継続生に分かれて作業開始!
継続生はそれぞれ一坪畑へ向かい、収穫や畑整備をします。
大きなサツマイモが「とれたー!」と大喜び。
身長とほぼ同じサイズに育ったヤーコンも収穫。
全身を使って一気に引き抜きました。
一方、畑での作物収穫が終わりに近づいている学園生は畑の整備。
マルチを剥がしたり、支柱を抜いて洗ったりと今年の畑作業も終わりに近づいていることを感じさせます。
新入園生と一坪での作業が終わっている継続生はまず、下の畑でサツマイモ掘り!
地上に出ているツルを刈り取ったら、イモを掘り起こしていきます。
「こんなにおっきいのがとれたー!」
折らないように周りの土を掘り起こしながら慎重にすすめていきますが、
「あ、折れちゃったかも。。」
となかなか難しい様子。
次はヤーコンの収穫。学園生の身長よりも高いヤーコンの葉と茎を丁寧に引っ張り、ヤーコン自体を収穫します。
力のある中学生に手伝ってもらいながら収穫する小学生の姿がありました。
そしてラディッシュやピーマンも収穫完了。
こんなに多種な野菜をたくさん収穫することができました。
日も出始め、気温も上がり始めましたが、次は上の畑へ移動。
野沢菜の間引きと雑草抜きを時間が許す限り行いまいした。
野沢菜は収穫直後をすこし味見。
「苦みもあるけどおいしいねー!」
疲れが出始めて休憩する姿もありましたが、真剣に取り組み続ける学園生も多くいました。
この時間までには一坪畑の継続生たちも自分達の作業を終え、一緒に雑草抜き。
倒れそうな野沢菜に土寄せを行い、修正もしてくれました。
暑さを感じる中、多くの収穫があった作業となりました。
・脱穀作業
お昼ご飯を食べると、午後は脱穀作業へ。
脱穀とは、刈り取った稲から籾(もみ)を外すこと。足踏み脱穀機とふるい、千歯こき、唐箕を使う昔ながらの方法で取り組みました。
作業を始める前に籾を自分達の手のひらにのせて確認。玄米の状態にして試食もしてみました。
そして、班毎に分かれて作業開始です。
足踏み脱穀機の班2つ、ふるいにかける班、唐箕にかける班、藁をまとめて結束する班の5つです。
足踏み脱穀機は稲を持ってかれないようしっかり押さえる必要があります。
体の小さな小学生たちは中学生に支えてもらいながら。
脱穀機にかけられた籾は次にふるいに掛けられます。
わらもまだ混じってしまっているので、丁寧にかけていきます。
また脱穀しきれなかった籾は千歯こきでとっていきます。
そして最後に唐箕にかけます。
風を使ってゴミや藁クズを飛ばします。風が強すぎると籾も一緒に藁クズと飛んでしまうので、強さの調整がとても大切。
「1、2。1、2。」と声を掛けながら作業を進めました。
約2時間かけて、担当する作業を変えながら取り組みましたが、脱穀できたのは田んぼ1枚のうちの8分の1。
「これだけしかできないのか。。。」
数十年前まではこの方法でやっていたことを知り、改めて毎日食べているお米の大切さを感じることができました。
全員がすべての作業を体験すると、ここからは機械の力を借ります。
一台で脱穀し、ふるいにかけ、きれいな籾を残してくれる優れもの。
「早い!楽ちんだね」
同時に片付けも進めて作業スピードを高めます。
全ての作業が終了したのは5時半ごろ。。
きれいになった籾を袋に詰めたところ、11袋にも!
全員で協力して育てたお米、食事に出る時期も少しずつ近づいています。