トップ > 山村留学 > やまなみだより > 稲刈り

やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

« 八坂地区ふれあい運動会 | メイン | 中秋の名月を楽しみました »

稲刈り


9月20日(月)

・稲刈り

4月から始めた田の作業もついに終盤戦!黄金色に育った稲を刈り取る時期がやってきました。

20210922111855.JPG

天候にも恵まれ、晴天の下、学園生31人全員で稲刈り作業を実施しました。

IMG_5559.JPG

まずはミーティングから。手刈りで行うため、鎌を使う時の注意事項を確認します。

IMG_5558.JPG

そして稲も命であり、私達人間が生きていくために命を頂いているということを意識しながら作業を進めようと声がかかりました。

装備を確認し、いざ田んぼへ。今回はセンターの田んぼ1枚と棚田の会で育てていた田んぼ2枚の計3枚を刈っていきます。

IMG_5963.JPG

今回の作業は以下の3工程

稲を刈る→結束する→はざかけ(干す)

まずは全員で稲を刈ります。2人ないし3人で1組になり、稲を刈る人と刈った稲を整えて置いていく人に分担し作業していきます。

IMG_20210920_095555763_HDR.jpg

利き手に鎌を持ち、反対の手で稲を抑えて刈る!

IMG_20210920_100341855.jpg

IMG_20210920_095806411.jpg

続々と進めていく継続生に見習って新入園生たちも負けじと刈っていきます。

「1回でスパッと切るように刈って行こう!」

「これ1束!」「こっちは3束ねー」

IMG_5585.JPG

チーム内で声を掛け合いながら進めていきました。

ある程度稲刈り作業が進むと、中学生たちは結束作業へ。

前日の夜に、指導員に教わりながら結束のやり方を練習した中学生。

IMG_5543.JPG

ワラを用いて、手のひらで抱えられるほどのサイズの束をまとめていきます。

前日に学んだことを活かして挑戦。

20210922114803.JPG

パワーを用いてきつく縛るのが重要ですが、これがなかなか難しい様子。

「ワラが切れちゃった!」

「まってーすごい緩くなったー。やり直さなきゃ!」

IMG_5602.JPG

試行錯誤しながらも慣れてくると手際も良くなります。

開始約2時間ほどで、1枚目の稲刈りが終了!

稲刈り組の小学生と中学新入園生の2人は2枚目の稲刈り作業へ移ります。

IMG_20210920_113536108_HDR.jpg

ここまでくると少し疲れも見え始めます。秋と言えど、直射日光の下での作業は汗がにじむため、休憩して水分補給をしながら進めました。

IMG_20210920_111911616.jpg

田んぼが乾ききっておらず、ぬかるみに足がはまってしまうハプニングもありましたが、最後まで集中して取り組みました。

中学生たちは結束された稲たちをはざ棒にかけていく、はざかけの作業も同時進行で行っていきます。

IMG_20210920_161631795_HDR.jpg

ここで12時半を過ぎたため、お昼休憩。

センターの前庭でハヤシライスを「いただきまーす!」

IMG_5617.JPG

IMG_5615.JPG

午後の作業に向けてエネルギーチャージ完了!

お昼休憩後、改めて稲刈り組と結束組に分かれて作業していきます。

稲刈り組は3枚目に突入。新入園生たちの手際もだんだんと良くなっていきます。

IMG_20210920_095331153_HDR.jpg

これまで中学生・指導者に任せていたぬかるんでいるところの稲刈りも「やりますっ!」と自ら志願してやっていきます。

一方の結束組

IMG_20210920_100626885_HDR.jpg

「手が荒れてきて痛いかも。。」

これまでの結束の頑張りでヒリヒリ痛んできている様子。

それでもあまり弱音は吐かず、近くの学園生とお話しながらすばやく作業を進めていきました。

PHT_4169.jpg

はざかけも指導者と中学生、そして稲刈りを全て終えた小学生が連携してどんどん進めていきました。

中学生たちは最低限の休憩をとり、できるだけ早く終わらそうと真剣に取り組んでくれていました。

IMG_20210920_161709925.jpg

IMG_20210920_162630570.jpg

はざかけまで全ての作業が終了した頃は午後4:30過ぎ。

PHT_4171.jpg

最後まで丁寧に作業をやり切ることができました。

PHT_4192.jpg

朝9時過ぎから始めて、休憩をはさみながら約7時間。

学園生達は、達成感に満ち溢れた顔でセンターに戻っていきました。

次のセンター活動中には、この収穫した稲を昔の農機具を使って脱穀する予定です。















©SODATERUKAI All rights reserved.