« デイキャンプ&代かき | メイン | 八坂小中の振替休日 »
田植え
5月23日(日)
約2週間の農家活動を終え、午前中、元気にセンター入りした学園生。
午後からは田植え作業を行いました。
田植えの前にはまず、「春祭り」を実施。山の神様を迎えるための儀式として行いました。
祭壇には、人間が生きるために重要なものである水・米・塩、稲穂の色をした黄粉にぎりを供え、秋の収穫まで自然の神様に見守ってもらえるようお祈りしました。
お供え物となったきな粉にぎりは、昼食後に女子中学生が準備をしてくれました。
また男子中学生たちも帰園後すぐに田んぼへ向かい、苗を植える目印となる線を引いてくれました。
春祭りを実施後、早速田植えに取り掛かります。
横1列に並び、それぞれ3列ずつ担当。苗を約20cm間隔で植えていきます。
「前より暖かい!」「温水プールだね!」
先日の代かきの日の天気と打って変わって、当日は晴れ。水の温度もぬるま湯ぐらいの温かさがあり、絶好の田植え日和でした。
「そこ、苗と苗の間隔狭くない?!」「手のひらのサイズの間隔であけるんだよ」
継続生が中心となって新入園生に声を掛けます。新入園生も周りを見て揃えながら苗を植えていきました。
途中、苗が足りなくなると田んぼの周りの指導員から苗をもらいます。
「苗ちょうだーい!」「ちゃんととってね!」
しっかりキャッチ!ここからまたどんどん進めていきます。
最初に受け持った3列が終われば、次の3列にすぐ取り掛かります。
2時間もかからず、無事にセンターの田んぼを植え終えることが出来ました。
今後は水の管理や草とりをしながら、収穫の時期を待ちます。ただし、自然条件は思い通りにはならなく、人間がどうすることもできない領域でもあり、だからこそ古来自然への畏敬の念を持ちながら暮らしてきた人々の営みがありました。
自然の神様がそれまで見守ってくれることを願いつつ、出来る手入れをしていきます。