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田起こし
4月21日(水)
先週の日曜日に予定していた田起こし。
日曜日は前日からの雨で田んぼに水が溜まってしまい、止む無く延期。それでも大切な田起こし作業をやらねばと、学校から帰園が早い水曜日に予定をし、良く晴れた青空の下、学園生全員で実施することが出来ました。
学園では、日本人の主食であるお米作りを年間を通して体験するため、出来るだけ手作業での稲作体験を実施しています。
田起こし作業では、鍬を使って、冬の間に固くなってしまった土に空気を入れることで柔らかくし、微生物の動きをより活発なものにしていきます。
学園生は学校から帰って来るとすぐにカッパと長靴に着替え、準備万端!
一人一本ずつ鍬をもって田んぼへ。
田んぼに着くと、まずはやり方を確認します。
初めて鍬に触った学園生もいたので、安全に、そして上手く田を起こしていく方法を指導員から教えてもらいました。
そして1・2・3年目の学園生たちは鍬を持ち、1列に広がって、
いざ田起こしスタート!
「土が重い!」「鍬についた土をとるのが大変!」と苦戦する学園生もちらほらいましたが、みんな真剣に取り組みます。
また、4・5年目の学園生は畦シート張りや肥料まき、石拾いなどを分担して行いました。
継続年数の長い子からは、「そこはもうちょい深く起こそう!」「ここの間隔開けすぎないで!」など、お互いの声掛けも聞こえてきます。
継続生が新入園生に田起こしのコツを教える場面も。
「鍬を振り下ろすときに腰も落とすと、鍬が深く入るよ」と丁寧に教えていました。
終盤に差し掛かってくると、疲れが見え始める学園生達。
それでも「このあとの夕飯を美味しく食べるために、がんばるんだ!」と気合を入れ直し、再開!
全員で最後まで取り組むことが出来ました。
学園生は毎日あたりまえのように口にしているお米が、どのようにして育ち、収穫されるのかを、身体全体で体感していきます。