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お茶碗作り&太鼓練習
4月17日(土)
・お茶碗作り
今日は朝から雨でしたが、午前中屋根の下でお茶碗作りを体験しました。
毎年、自分たちが1年間食事で使う茶碗を作り、「もの」を大切に使っていく体験をしようと、お茶碗作りに取り組んでいます。
今年も昨年に引き続き、大町市の相陶窯から陶芸家の相澤先生をお招きし、指導して頂きました。
みんな真剣なまなざしで魔法のように土が茶碗へと変化していく先生の手元を見つめ、作り方を確認していきます。
その後、いざ挑戦!
しかし、いざやってみると、先生のように土と手回しろくろをうまく扱うことはなかなかできません。
思った様に薄くならなかったり、広がってくれなかったりと苦戦が続きます。
「これでいいのかな?」「なんか曲がってるな。」
「次の工程、何っだけ?」
学園生同士でも確認し助け合いながら、作業を進めます。
「先生!確認してもらえますか?」と、先生から改めてアドバイスをもらう姿も見られました。
「土触っているの気持ちいい」と楽しんでいる様子も。
みんな試行錯誤しながら、自分の茶碗を仕上げていきます。
また、先生の提案で電動ろくろを用いたデモンストレーションを披露して頂き、なおかつ希望者が体験させて頂きました。
先生のサポートを受けながら、形を形成していきます。
手回しろくろとはまた違った感覚だったようで、それぞれが集中して取り組むことが出来ました。
今日作ったお茶碗は焼き上がったら、今後1年間、使用する予定です。
自分が使う物を自分自身でつくることで、毎日使う物の大切さを実感できることでしょう。
焼き上がりが今から楽しみです!
・太鼓の練習
予定していた畑起こしは、雨予報であったことから前日金曜日、下校が早かった八坂小中の学園生で帰園後に行ったため、午後には今年度初の太鼓練習を行いました。
学園では、伝統文化の継承と表現活動を主目的に、全国各地に伝わる太鼓や民舞に取り組んでいきます。前週に継続学園生から歓迎の演目披露を受け、新入園生は待ち望んでいた太鼓練習です。
まずは全員で取り組んでいく「三宅島太鼓」のリズムを、膝を叩いて覚えます。
「スットン スットン スットントン」とリズムを声に出しながら練習していました。
その後、新入園生たちはリズムを覚えるのに精いっぱいながら、慣れないバチを握り力強く叩いていました。
「もうね、リズムは覚えた!」
「一回ひとりでやってみて、見ててあげる!」と学園生達。
各班の継続生たちが付きっきりで丁寧に教えている姿が見られました。
太鼓の練習を行っていくには、「やるべきこと」を全員が終わらせて時間を作っていくことが必要となります。入園後から毎日のように確認している基本的な生活習慣や、みんなが気持ちよく生活していくために必要な約束ごとなどをできるだけ早く身に付け、自分たちで時間を作って太鼓などにたくさん取り組めるように頑張っていこうと気持ちを新たにしました。