八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記
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茶碗作り
2020年06月15日
・6月14日(日)
梅雨の時期を迎え雨が降る中、3回目の農家活動を終え午前中にセンター入りをしました。
午後からは、4月から延期していた茶碗作りを行いました。
今回茶碗作りの指導をしてくださるのは、大町にある「相陶窯」の相澤さんです。
まずは先生のお手本。
ろくろの上で姿を変える粘土を見て、「おおーー!」と自然と拍手が!
自分も早く作ってみたいとウズウズしている様子でした。
前半は継続生、後半は新入園生と分かれて作業をします。
まずは茶碗の高台部分を作ります。
ろくろの上で円形に広げた粘土に、レコードの針のように串をあてて真ん丸に切り取ります。
次に、ヘビのように伸ばした粘土をまいて湯呑のような形に。隙間を無くすよう指で伸ばしていきます。
そして、最後にろくろを回しながらそっと水を付けたなめし皮や指で形を整えていきます。ここで大きさや厚さが決まるということもあって真剣な表情で作業をしていました。
この作業には「どうやってお茶碗の形にするの?」「うまく広がらないよ。」と苦戦している様子。
釉薬の色も7色から選択でき、「どれにしよう。」「こっちもこっちも良いんだよな...」と迷っていました。
うまくいかずに何度もやり直す子もいて、先生の力も借りつつ・・・、最後はしっかりと自分の茶碗を作り上げました。
今回はろくろを使っての成形作業をしましたが、今後先生が釉薬がけや焼成作業をしてくださり、来月には自分が作ったお茶碗でご飯が食べられる予定です。
「早く自分で作った茶碗で食べたい!」と完成が待ちきれない様子でした。