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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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修園


新型コロナウイルスの流行に伴い、大町市内の学校も2日から休校。学園の「修園」も早まり、3月4日に一年を締めくくる「修園のつどい」として、学園生と指導員だけのつどいを行いました。

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止むを得ない事情とはいえ、修園のつどいが中止になり、子どもたちは1日にセンター入りをしたばかりでしたが、3月4日につどいを終えたあと、8日までの間に保護者が随時迎えに来る形となりました。

「もっとこんなことをしたかった!」「通学路、まだ歩けると思っていたのに...」と、センター入りした子どもたちからはあと3週間あるはずであった日常を回顧する声がやみませんでした。

けれども、「できることをやりきる」と、皆で修園までの目標を確認して過ごした残りの日々は、濃密な時間になりました。

・3月1日 最後のセンター入り

約140日の農家活動の全てが終わりました。農家さんとのお別れを済ませ、荷物を全て持ってセンター入りしました。最後には、帰っていく農家さんに「ありがとうございましたー!」と頭を下げてお礼を伝えていました。

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夕方は、足型を取りました。4月に取った足型と比較し、一年の成長を確かめるため、もう一度足型を取りました。

毎日通学路を歩いた成果やいかに!?

足型を取った子どもたちは、「見て、絶対4月より大きくなってるよ!」と、得意気でした。

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また、夜には太鼓の演目練習や山留のテーマ(歌)の練習をしました。

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残された時間は短いですが、それだけにひた向きな子どもたちの姿がありました。

・3月3日(火) 炭火焼き活動・演目収録

修園を翌日に控えた桃の節句。午前中は思い切り外で体を動かし、お昼は前庭で炭火焼き活動をしました。

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焼きそば、ソーセージ、お餅などを外で調理して食べました。

暖かく、青空の広がる下での昼食は格別で「焼きそばおいしい!」と満足気な声や、「お餅最高!」と喜びの声が上がっていました。

夜は演目のビデオ収録をしました。修園に向けて練習途中だったため、全て予定通りとはいきませんでしたが、今年のメンバーの足跡として、保護者が目の前で見ているつもりで気持ちを込め、一発撮りで演目を収録しました。

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泣いても笑っても、このメンバー全員で叩く最後の三宅。ひた向きに、一生懸命叩き切る姿が印象的でした。

3月4日 大掃除・修園のつどい

少しどんよりとした天気でしたが、朝から一年を締めくくる大掃除。

「立つ鳥跡を濁さず」を目標に、いつもより短時間でしたが集中して掃除をしました。

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午後は荷物整理をし、夕食は誕生日会を兼ね、その後に修園のつどいをしました。

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ひとりひとり、ラストメッセージとして、1年間の思い出や、自分が成長したこと、皆への感謝を発表し、指導者から修園賞をもらいました。

みんなで記念撮影。

その後は、中3企画のお別れ会を開催し、スライド上映。そしてみんなで「山留のテーマ」を歌い八坂44期、美麻28期の1年が終わりました。

例年にない形ではありましたが、今を精一杯やりきる子どもたちの姿に胸を打たれた4日間でした。

その後、5日から8日にかけて、それぞれの家庭へと学園生たちは帰っていきました。

センターを出る時は、「さようなら」ではなく、「いってきます!」。学園生にとってここはふるさと。今年で修園する子は、またいつか、元気に「いってきました!」と顔を見せてくれる日を楽しみに。

この1年を支えていただいた皆様に、この場をお借りして修園を迎えた報告とともに、御礼を申し上げます。















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