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やまなみだより 月別アーカイブ(2019年5月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

畑作業、磨崖仏祭礼、八坂古道歩き



二十四節気の小満(小さな生命で世の中が満ちてくる)に差し掛かり、センター周辺を歩くと草花の種類も増え、虫もたくさん出てきているのを感じます。週末は、5月とは思えない暑さでした。

・25日(土)PTA作業・授業参観(八坂)・畑作業(美麻)

午前中はそれぞれ学校へ向かいました。八坂学園生は授業参観があり、午後からPTA作業でグラウンド整備等をしました。炎天下でしたが、暑さに負けず作業に向かう子どもたちの姿がありました。

美麻学園生はPTA作業で花壇の整備やグラウンドの草取り、石拾い等の作業をしました。

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その後はセンターへ戻って10時半から畑作業をしました。今年は色々な野菜を育ててみよう!ということで、毎年植えているサツマイモなどの他にも、青梗菜、サラダ菜、キャベツなどの葉物や、大根などの根菜を植えました。

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作業終了後の畑です。周りの草刈りも完了し、素敵な畑になりました。

・26日(日)磨崖仏祭礼、八坂古道歩き

5月最後の週末は、八坂地区矢田川集落の磨崖仏例大祭へ参加し、そのまま八坂の古道を歩きました。

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山伏装束に身を包んだ和尚さんが、ほら貝を吹きます。初めて見る子も多く、子どもたちは食い入るように見ていました。

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途中、山中でお弁当を食べました。この日は大町でも30℃になりましたが、林の中は涼しい風が吹き抜けていました。

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山城の跡や、沢山の石碑・石仏・道祖神、廃屋や昔のお宮など、山中にひっそりと残された人々の生活の痕跡を見ながら合計12km程を歩きました。「こんな山の中でどうやって生活していたんだろう」「こんな大きなお宮がこんな山の中にあるなんて信じられない」と、現代の生活とはかけ離れた昔の暮らしを垣間見、驚きの声が聞こえてきました。道中では鹿の角を拾った子も!

30日には農家入り、そして次の週末は美麻地区の運動会が予定されています。



平日の様子


・太鼓練習

この時期は、中学生が部活で遅く帰ってくるため、夜の時間も限られています。そんな中でも、子どもたちは「演目練習していいですか?」と限られた時間を使い、太鼓や民舞の練習に励んでいます。

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この日は、太鼓を横にして、腰を低くして叩く「三宅島木遣り太鼓」の全体練習。声出し(木遣り)の練習や通しでの練習も本格的に始まりまりました。まずは、「気迫を込めて叩く!」を意識しながら練習しています。
新入園生も初めての練習の時とは比べ物にならないほど上達しています。

・個人体験ミーティング

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個人体験についてのミーティングも改めて行いました。
個人体験は、あらゆる体験分野の中から自分が興味を持ったものを選択し、八坂・美麻でしかできない自分だけの体験をして、11月の収穫祭で発表するものです。「何しようかな」とまだ迷っている子もいるようですが、イメージを膨らませながら話を聞いている様子でした。

・帰園後

小学生は、帰園後に宿題が終わると、思い思いに過ごします。

釣り好きの子たちは、「今日も釣りしてきます!」と、ミミズを掘って餌にしては、センターの池に釣り糸を垂らしています。

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今週末は、PTA作業や畑作業、八坂地区を歩く活動を予定しています。

かなり暑い予報なので対策をして気を付けて行って参ります!



畑作業・田植え


・5/19(日)

GWに咲いていたセンター周辺の桜も散り、見渡す限り緑の山々が広がっています。そして、日中は汗ばむほど暖かく、半そででも過ごせるほどになりました。

「いってきました!」と響き渡る声とともに農家生活を終えた学園生がセンターに戻ってきました。農家中はしんとしているセンターですが、子どもたちが戻ってくると賑やかな活気を取り戻します。

センター入り後、最初の活動は畑作業!
4月から畑を起こし、肥料をまき、畝を立て、マルチをかける作業をしてきました。今日は、いよいよ野菜の苗植えです。
新入園生はセンターの畑、継続生は一坪の畑に分かれ、苗を植えました。

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畝の上にポットを置き、位置を確認してから土に穴を開けて苗を植えます。
トマト、ピーマン、モロヘイヤ、オクラ、ナス、きゅうりなど様々な野菜を植えました。

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「これ何の苗だろう」と新入園の子は野菜の苗の見分けが難しい様子でしたが、においをかぎ「トマトの臭いがする!」と色や香りで分かるようになってきました。

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継続生は、自分たちの苗をもらうと「よし!植えるぞ!」とテキパキと作業をし、あっという間に苗植えを終わらせていました。

これから、草取りや水やりをして、夏の収穫まで大事に育てていきます。「早く食べたいな!」と収穫が待ち遠しい様子でした。

・田植え

畑作業を終え、お昼ご飯を食べた後は田植えです。
田植えも代かき同様、手作業で行います。

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作業に入る前に、簡単な祭壇を構え自然の神様を迎える「春祭り」を行いました。春祭りは農作業が始まる春に、その年の農耕の始まりを神様にお告げし、無事に実りの秋を迎えることができるようお祈りをするお祭りです。
祭壇には、神籬(ひもろぎ)をはじめ、塩、水、きなこおにぎりをお供えし、お祈りをしたあときなこおにぎりをいただきました(直会)。

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作業前に中学3年生が線を引いてくれました。

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苗を手に持ち、1列に並び一斉にスタート。

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ゆっくり丁寧にやる子やテキパキと作業を進める子などそれぞれ自分のペースで作業を行っていました。
センターの田んぼは6畝(6アール)程度の広さしかありませんが、それだけでも腰を折って作業をするため、「あー腰が痛い」「つかれたー」と言っている子もいました。無事全面植えることができました。



GW活動報告!


・5/3(金) 選択活動

この日は選択活動。美麻地区の女犬原キャンプ場で昼食を作るデイキャンプ組と、八坂にある大姥山に登る組。子どもたちは自分の行きたい方を選んで活動しました。

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デイキャンプ組は、センターから3km弱歩いたところにある、女犬原で昼食を作りました。ソロ、またはペアを組んで、かまどや火起こしの基本を練習しました。メニューはシンプルにラーメンでしたが、自分で準備をして作り、湧き水を汲んで山の中で食べるラーメンは格別でした!

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大姥山登山組は、車に乗って八坂中の前を通り犀川方面へ。八坂の上籠(あげろう)地区から金太郎伝説のある大姥山に登りました。以前登った鷹狩山とは違い、急な岩場を登っていきます。距離的には少しですが、標高500mから登り始めて1006mの山頂を極めました。

・5/4(土) みそ仕込み

保護者の皆さんが来園し、みそ仕込みを行いました。

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4月に作った味噌玉を洗って潰し、塩と麹と水を混ぜて樽に仕込みました。今年の大豆は110kgで、去年よりも多かったのですが、手際よく作業が進みました。

・5/5(日) 親子山菜採り・代かき

親子活動最終日は、午前中に4つのコースに分かれてセンター周辺の山菜を採りました。採った山菜は、てんぷらにして、山菜天ぷらうどんをみんなで食べました。

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天気も最高で、山菜採りだけでなく山歩きも楽しみました。

午後には田んぼの代かき作業をしました。

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裸足になって田んぼに入り、足で土を踏んで崩していきます。土と水を混ぜて泥にすることで田んぼの保水力が上がり、肥料の効きをよくします。センターで行っている代かきはかなり原始的な方法で、昔は馬や牛に馬鍬(まんが)と呼ばれる農具を引かせて土を細かくしていました。

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仕上げにトンボで泥を均して作業を終えました。

・5/6(月) 山菜デイキャンプ

連休最終日は、班毎に分かれてデイキャンプをしました。事前に班で相談して献立をたてて、当日に臨みました。食材は、ジャガイモやタマネギ等の基本食材に加えて、キャンプ場へ向かう途中で採集した山菜を使い、昼食を作りました。

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こちらは、山菜ドリアを作った班。他にもきゃらふきやスープ等4品作りました。山菜の香りがして、春を楽しめるメニューに仕上がっていました。

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指導員班も腕を振るって、ウドのきんぴらや、山菜入りオムレツ、お浸し、のびるの味噌じゃが炒め等、7品作りました!

怒涛の連休を終え、今日、子どもたちはそれぞれ農家入りをしました。

次のセンター入りにはいよいよ田植え作業が待っています!



茶碗作り・ちまき作り


・5/2(木)

・茶碗作り

池田町にある相道寺焼きへ行き、自分たちがこれから1年間使う茶碗作りをしました。

茶碗作りは、ろくろの上に粘土を乗せ、形を整えながら徐々に茶碗の形にしていきます。

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茶碗の形を作るのは難しく「だめだ...うまくいかない」と苦戦している人もいました。それでも、集中して自分の茶碗に向き合い、真剣な表情で、いつになく黙々と茶碗を作っていました。

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作った茶碗は、しばらく乾かした後、釉薬を付けて1200℃の窯で焼き、2か月ほどで出来上がる予定です。

子どもたちは「早く自分の茶碗使いたいな!」と完成を楽しみにしている様子でした。

・ちまき作り

午後は、指導員の金子さん一家にご協力を頂き「ちまき」作りをしました。「ちまき」は甘くした餅を、笹の葉で包み蒸して作ります。子どもたちは、実際にお餅を笹に包む作業を体験しました。

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笹の葉2枚でお餅を包み、い草を周りに巻き付けていきます。これは、手先の器用さが求められる作業です。「きれいにできない」と苦戦している子もいましたが、「うまくできたよ!」とコツを掴み自慢気に見せてる子もいました。

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完成したちまきは夜ご飯のデザートで食べました。初めてちまきを食べる子も多く「甘くておいしい!」「笹の香りがいいね!」と嬉しそうに頬張っていました。



GW活動開始!


・4/30

農家対面式から10日が経ち、初めての農家活動を終えた子どもたちが大きな荷物を抱えセンターに戻ってきました。
「いってきましたー!」と大きな声で帰ってきた子どもたちは「久しぶり!」「元気だった?」と他の農家の子との再会を喜んでいる様子でした。

・5/1

GW最初の活動は、畑作業です。
天気が崩れる予報で、空模様が心配でしたが、午前中は作業を行うことができました。

今年度2回目の畑作業は、畝立てです。

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前回の作業で畑を起こし、ふかふかになった土を平らな鍬(くわ)を使って畝を立てていきます。

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畝を立てたら、マルチ(黒いビニール)をかけ、きれいに覆います。中学生が中心となり、声をかけ合いながら作業をしていました。

畝立てが終わると、別の畑に移動してじゃがいもを植える作業をしました。
彫られた溝に30cmほどの間隔でじゃがいもを置いていきます。
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じゃがいもを置く人、肥料をまく人、上から土をかぶせる人と分担し協力して作業をしていました。

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「1個のじゃがいもからいくつできるんだろう」と収穫を楽しみにしていました。

午後も畑作業の予定でしたが、あいにくの雨で土が水を吸って作業に向かない状態になってしまいました。希望者で八坂中の近くにあるトレーニングセンター(体育館)で体を動かす組と、センターでゆっくり過ごす組に分かれて活動をしました。






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