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田起こし・味噌玉作り
4月14日(日)
・田起こし
前日から始まった農作業体験ですが、この日は「稲作」体験のスタートです。自分たちが毎日食べている「主食」を作るこの体験は、 食べ物を作ることの大変さや苦労を実際に手作業でやり遂げることが重要な目的としてあります。
最初は田起こしです。畑起こし同様、鍬で土を起こして砕き、空気を入れることで、稲を植える準備をしていきます。
前日の畑起こしで初めて鍬(くわ)を持った子も、段々と慣れて来たようでした。
途中、休憩を挟んで午前中いっぱい作業をしました。「つかれたー」と途中で休んでいる子には、「みんなで頑張ろう」と励ましの声を掛ける姿もありました。
農作業を通じて、作物のできる過程や苦労、そして協働の精神を学んでいくことも大切なこと。
・味噌玉作り
センターで使用している味噌は、全て今までの学園生たちが手作りで作ってきた味噌です。午後から、味噌つくりの最初の工程である「味噌玉」を作りました。
麹は味噌作りに欠かせない物ですが、昔は高価で沢山買うことが難しかったため、一工夫。ミンチにしてすりつぶした大豆をソフトボール大の玉にして、家の梁から吊るして菌を付け、麹の代わりとしていた、昔の人々の知恵を感じる食文化体験です。
前日までに、中学生が大豆を洗い、煮る作業を済ませてくれました。
まずは、煮た大豆を味噌すり機でミンチ状にします。味噌すり機は、手動のものが2台、自動が1台あり、それらを各班分かれて使い作業を進めていきます。
手動の味噌すり機では「重いなー」と言いながら力いっぱいハンドルを回し大豆をすっていきます。「もっと回して」「頑張れー」と回す人を応援する姿も見られました。一方自動になると「うわーどんどんミンチになっていく」「あっという間だね」と自動の味噌すり機の早さに驚いていました。
ミンチ状にした大豆は、ソフトボールほどの大きさに丸めます。
「このくらいの大きさかな?」と大きさを確認し合いながら丸めていました。
今年度は、110キロもの大豆を味噌玉にしました。全ての味噌玉が並ぶとなかなかの量です。
味噌玉は、ゴールデンウイークの親子行事で潰し、塩と麹、水を混ぜて仕込みます。