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畑起こし・選択活動・初めての太鼓練習
・13日(土)
4月も中旬になり、全国では、桜が咲き春の陽気が心地よい時期となっていることと思います。一方、八坂は気温がなかなか上がらず先日は降雪も見られ、肌寒い日が続いています。それでも朝のつどいでは寒さに負けず白い息を吐きながら元気よくラジオ体操をしている子どもたちの姿があります。
・畑起こし
2回目の週末活動は労働体験の一つである、畑起こしで始まりました。畑起こしは農作業の第一歩。1年間の農作業のための大切な作業です。
皆で鍬(くわ)を持ち、固く締まった土を起こしていきます。
新入園生の子は「重いなー」と鍬の重さに音をあげそうになりながらも力いっぱい鍬を振っていました。
継続生になると、自分専用の畑をもらい「一坪百姓」ができます。「トマトときゅうり植えたい!」と植える野菜の想像を膨らませながら、慣れた手付きでせっせと畑を起こしていました。
・選択活動
午後は選択活動をしました。火を起こしてバームクーヘン作り、釣り、竹細工などに分かれて活動しました。
バームクーヘン作りは、竹の棒に生地を薄く伸ばし回転させながら焼いていきます。「垂れちゃうからしっかり回して!」と生地が固まるまでは、回し続けていないと垂れてしまうので必死に回していました。この作業を繰り返しながら何層にもしていきました。
出来上がるとこんがり焼けたバームクーヘンを「香ばしくて美味しい」と頬張っていました。
ノコギリと、ナイフを起用に使いながら竹細工をしていました。
初めは針や餌をつけることに苦戦していた釣りも回数を重ねるごとに上達してきました。
活動を終えた後は靴洗い。学校に行ったり、活動をしていると靴もすぐに汚れます。「身だしなみは足元から」というように足元を清潔に保つことも大切なことです。この日は、天気も良くすぐに乾きました。
・初めての太鼓練習
山村留学では日本の伝統芸能の体験や表現活動の一つとして、太鼓や民舞を体験します。この日は、初めての太鼓練習をしました。
新入園生の中には初めて太鼓を打つ子も少なくありません。継続生が積極的に教え、1から覚えていきました。
まずはリズムから覚えます。「スットンスットンスットントン」と声に出して練習をします。
足を広げて腰を下げ、太鼓を真横から見るように打つためこの姿勢をキープします。「足がきつい」と初めてやる子にとってはきつい体勢です。
姿勢まで練習した後は、実際に太鼓を打ちながら練習です。リズム、姿勢を意識し、力強く打つことを意識します。「手をもっと遠くから振って」「腰もっと下げて―」と継続生が声をかけ、丁寧に教えていました。
夜には、班ごとに「お互いが気持ちよく生活する」ために必要なことを、改めて出し合い、班長を中心に話合いをしました。
心も身体もフル回転で過ごす休日。忙しさの中にも充実度があり、みんなやりきった表情で消灯時間を迎えていました。