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やまなみだより 月別アーカイブ(2019年2月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

最後のセンター入りと春の味覚


2/24(日)

この日の午後、農家の母さん父さんとともに学園生がセンターに帰ってきました。最後の農家活動が終わり、布団や日用品などたくさんの荷物を持って帰ってきた子どもたち。「段ボール7つもあるよ」などと言いながらせわしなく車から荷物を運び出していました。

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荷物をセンター内に運び終えると、父さん母さんとも一旦お別れ。今までお世話になった感謝を込めて「1年間ありがとうございました。」としっかり挨拶をしてお別れをしました。
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センター内での集団生活では相談できないようなことを父さん母さんに相談したり、時には厳しく叱っていただいたり、我が子のように子どもたちと接して頂き、子どもたちの心のよりどころになっていた大切な存在である農家さん。約3週間後、3月の修園のつどいにて、改めて感謝を伝えます。

・春の味覚
気が付くとセンター周りの雪もほとんどなくなり、日中は暖かく暦どおりの春を感じます。
植物たちもそんな春の陽気の中、一足早く芽を出し始めています。
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センターのそばにフキノトウが出ており、学園生が学校帰りに採ってきました。

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フキノトウは細かく刻んで、味噌と混ぜ、フキ味噌にして頂きました。フキノトウ特有の香りが春の味覚を感じさせ、味噌の風味と合わさり、とても美味しくいただきました。



炭焼き


・2/6、2/7

6日の朝から7日にかけて炭焼きを行いました。
炭焼きに使う薪は、12月の活動で山から切り出した原木です。1月の週末や学校から早めに帰園した際に薪割りを進め、当日を迎えました。

週末かけて行う予定でしたが、他支部学園との交流や雪中キャンプ等も企画されており、急遽平日に行うことにしました。丁度、インフルエンザによる学級閉鎖で学校が休みとなっていた学園生が朝から手伝いに入りました。

前日から竈の中で火を焚き中をあたためておきました。この日の朝はまだ暖かいかまどの中に入り、薪を立てて並べていく立て込み作業から始まります。
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隙間がないように垂直にきっちり立てていきます。

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かまどの入り口ギリギリまで立てたら、手前で火をつけ、竈の中全体に火が回る状態まで火を焚き続けます。その後、入り口を泥と石で隙間なく埋め、蓋をします。
その後は、煙の臭いや色、煙突から出る煙の熱さや湿りなどの様子をこまめに見ながら、ほぼ24時間体制で調整していきます。

6日の夜には、かまどの前に集まり、炭火で暖を取りながらお湯を沸かしお茶会をしました。

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7日になると煙の臭いや色も変わり、学園生が学校から帰園する時間に合わせて竈の入り口を開けていきました。帰園後、窯出しの作業を行いました。
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隙間から見える真っ赤に輝く炭の色にみんな感動の声。入り口を開けていくと、次第に顔や体にじりじりとくる熱さを体感。
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専用の道具を使って炭を少しずつ丁寧にかき出していきます。折れないように、少しずつ外気に慣らしながらゆっくり行っていきます。炭を出したらすぐに湿らせた灰をかけ瞬時に冷やします。

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炭を出してからの作業はスピードかつ丁寧さが求められる作業のため、みんなで分担してテキパキと行いました。気が付けばみんな汗だくで半袖の子もいました。

中には、「切り出しから薪割り、炭焼きの作業を全部自分でやってみたい!」という子も。

全部で大きいコンテナ5,6個分の立派な炭が出来上がりました。今後学園活動でも活用していく予定です。



やまなみ杯・たかがり杯 第2戦


2/4(月)

土曜日が授業参観であったため、この日は休日。前日に続きアルペンスキー活動を行いました。
前日のやまなみ杯・たかがり杯後に「明日もやりたい!」と子どもたちから希望があり、この日も第二回やまなみ杯・たかがり杯を開催しました。
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この日も「1秒でも早く」といった攻めの滑りをしている子が多く、「○○には勝つ!」とそれぞれ目標を決めてレースをしていました。

<やまなみ杯>

総合
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小学生の部
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<たかがり杯>
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スキー初心者の子が継続生に勝ったり、今までなかなか早く滑れなかった子も成長を見せたりと子どもたちは日に日に上達し、成長度合いに驚くばかりです。3月にはスキー検定があります。残りの活動でしっかりと練習を積み、合格できるように頑張ってもらいたいと思います。

夕方に体験入園の子どもたちがきました。夕食後には太鼓の発表もあり、2日間スキー活動で疲れている様子もありましたが、気迫のこもった発表をしていました。
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親子スキー・豆まき


2/3(日)

スキー活動4回目は保護者の方々も交じり、爺が岳スキー場にて親子スキー活動を行いました。日ごろから何日も滑っている学園生はいつものようにすいすい滑り、お父さんお母さんに上達ぶりを見せ、驚かせていました。保護者の方々も子どもたちに交ざって滑ったり、各自で滑ったりと和気あいあいとしており、いつもの学園スキーとはまた違った雰囲気でした。

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午後には、学園スキー恒例「やまなみ杯」「たかがり杯」のポールレース大会が行われました。やまなみ杯は、ポール間を上から下までいかに早く降りてこれるかを競い、たかがり杯は自分が予想したタイムと実際のタイムの誤差がいかに小さいかを競います。
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3、2,1、GO!の合図で飛び出し、颯爽と滑っていきます。
滑走者がスタートすると「○○ファイトー!」と周りの子どもたちも声を出し一人ひとりの滑りを後押しする姿も見られました。

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ゴールをして、「よし!」といった表情をする子や悔しさから顔をゆがめる子など様々でしたが、全員がしっかりゴールをし、下で待っている保護者の方々に温かく迎えられていました。

天候にも恵まれ、良いコンディションで親子スキーの活動を行うことができました。
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夜には、「やまなみ杯」「たかがり杯」の結果発表と表彰式を行いました。

<やまなみ杯>総合
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<やまなみ杯>小学生の部
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<たかがり杯>

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なんと二冠を達成した子も!

・豆まき
この日は節分ということもあり、豆まきを行いました。昔は季節の変わり目や、年の分かれ目に邪気が入りやすいと言われており、旧暦では新年が春で始まるため「立春」前日の節分に厄払いとして豆まきをします。

子どもたちも鬼が現れると「鬼は外!」「福は内!」と大きな声で豆をまき、鬼退治をしていました。
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豆まきをしたあとは、落花生を食べました。年の数だけ食べると健康に過ごせると言われていますが、子どもたちも「1つ目、2つ目...」と数えながら食べていました。
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