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やまなみだより 月別アーカイブ(2018年12月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

2018年最後の週末活動


12/15(土)

この週末は大掃除から始まりました。前日の金曜日から始め、土曜日の午前中まで大掃除をしました。大掃除は、家の中をきれいにし、年神様を迎える準備でもあります。2学期中の汚れをとにかく懸命に落としました。

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「水垢が残らないようにふいてねー」と雑巾と新聞をうまく使ってきれいにします。

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壁のカビ、風呂桶のヌメリもしっかり落とします!

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全館のゴミ箱を洗います。外での作業だったので「さむいー」と言いながらも、作業を頑張っていました。

この日は美麻地区を拠点に活動を展開する、「源流美麻太鼓」さんのバチ納め兼30周年記念演奏会にゲストとして呼んでいただき、大町市文化会館で3演目を披露してきました。

会場は大ホール。「広いなー」と会場の雰囲気に圧倒され緊張している子もいましたが、本番ではたくさんのお客さんの前で気迫のこもった演目を発表しました。

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学園生は大舞台を経験し自信をつけ、また一回り大きくなったように見えました。

夜は、誕生日会!
一日中動き回り、子どもたちもお疲れモードな様子でしたが誕生日会が始まると「誕生日会だ!」「わーいハヤシライス美味しそう!」と元気を取り戻していました。

夕食後の有志では、希望者が自分たちで考えたゲームや劇を披露し笑いを誘っていました。

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デザートは中3女子手作りのイチゴのショートケーキ!
「いちごたくさんはいってる!」と久しぶりのケーキに思わず笑みがこぼれました。

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2学期も終わりに近づき、学園生の顔つきも大人っぽくなってきたように見えます。

12/16(日)

いよいよ待ちに待ったスキー活動!前日から「たのしみだなー」とこの日を待ちわびている学園生も大勢いました。

今年は雪がなかなか降らず1週間ほど前まではスキー活動ができるかわからない状況でしたが、何とかスキー場に雪がつき、スキー活動を行うことができました。

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経験者の子たちは素早く板をはくと「よし!」と勢いよく滑り出しました。午前中だけであったため、まだまだ物足りない様子でしたが、「次のスキー活動楽しみだな」と年明けのスキー活動への意欲を高めていました。
一方、初めてスキーをする子たちはスキーのはき方、ストックの持ち方から教わり、ちょっとした傾斜で止まる練習をしました。初めてのスキーに「足が重いー」「動きにくい」と慣れないことに苦労していましたが、少し練習をすると「止まれた!」「思ったより簡単だ!」とすぐにコツを覚えていました。



原木切り出し・野沢菜漬け


12/9(日)

週末に入り急激に冷え込んでおり、この日の朝はマイナス3度。明け方には雪も薄っすらと積もっていました。

雪が降っても労働体験はあります。この日は、原木の切り出しと野沢菜漬けを体験し忙しい一日でした。

センターから美麻方面に行く途中の「女犬原キャンプ場」付近の山へ行き、大町市を拠点に事業を展開する「山仕事創造舎」の方々のご指導のもと、炭焼きに使う原木を切り出しました。

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のこぎりの使い方、木の切り方を教わり各班1本ずつ協力して木を伐りました。

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受け口と追い口という切れ込みを入れますが、受け口を作るのが難しく、「なかなかうまくいかないな」と苦戦している様子でした。それでも引くときに力を入れることを意識し、きれいな受け口を入れていました。最後に、反対側からノコギリで切れ込みを入れます。傾き始め「もう少し頑張れ!」とみんなで声援を送ります。大きな音と共に木が倒れると「お!倒れたー!」とみんなで拍手をしながら喜んでいました。

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切り倒した木は、協力して車に乗せ炭焼き小屋の薪置き場まで運び作業を終えました。

午後は、野沢菜漬けと大根洗いの作業をしました。
野沢菜漬けは、下洗い、本洗いをしきれいにしてから計測し、1束5キロに分けていきます。

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寒い中での作業でしたが、「寒い!」「足先凍っちゃう!」と言いながらも寒さに負けずにせっせと作業をしていました。

今年は、学園の畑で秋に蒔いた野沢菜が大きく育ち、60キロもの野沢菜を漬けることができました。醤油漬けと塩漬けの2種類を作りました。

夜には、次年度の留学を希望する体験入園者が大勢来園しており、太鼓演目を披露しました。



座禅体験・選択活動


12/8(土)

センター入り後、最初の週末活動。八坂の隣町、池田町にある曹洞宗の成就院で座禅体験をしました。

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壁に向かって座り、約30分間座禅をしました。途中、警策で叩かれてみたい人は、自ら合掌をし叩いてもらう体験をしている子もいました。
座禅が終わると「足が痺れたー」と立ち上がるのに苦労している子も。

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座禅のあとは写経も体験。仏様の絵やお経などを無心で書き写していました。

お寺でお昼を食べ午後は、選択活動。

池田町から大峰高原を通り八坂に向かい歩くグループと、春にお茶碗を作った「相道寺焼」で陶芸を体験するグループに分かれて活動しました。

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歩く組は約15キロの道のりを歩きました。この日は天気も良く、「気持ちいいね!」とサクサク長い道のりもサクサク歩いていました。

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陶芸体験では、湯飲みやマグカップ、花瓶など自分の好きなものを作りました。春にお茶碗を作っていることもありなかなかの完成度!満足のいく作品ができた様子でした。

選択活動後は、全員で「明日香荘」で温泉に入りました。お湯につかると「あー気持ちい!」と一日の疲れを癒していました。



山留米


12/5(水)

収穫祭が終わり、そろそろ雪が降るかな?と思いきや記録的な温かさにより、八坂でもまだ雪化粧を見ることはできません。それでも来週には雪予報もあり、待ち遠しく感じます。

今日はセンター入り、子どもたちは約2週間の農家活動を終え、「行ってきましたー!」と元気にセンターに帰ってきました。

本日の夕食は「山留米」の新米!学園生が春から手作業で育て、収穫したお米をみんなで頂きました。

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新米は、新米特有のモチモチ感とツヤがあり、噛めば噛むほど甘味が出て、お米だけでもどんどん箸が進みました。子どもたちも「米おいしい!」「やっぱ自分たちで作ったものはおいしいね!」と満足そうでした。

今年は例年に比べて収穫量は少なめで、あと3、4日ほどでなくなってしまいそうです。「それしかないの?」「あんなに頑張ったのにー」と言っている子も。半年間汗水流し頑張って収穫したものを、毎日40人分を食するセンターでは僅か数日で消費してしまうことを知り、農業の大変さとともに農家さんのありがたさを改めて感じたことでしょう。






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