第43回 収穫祭
11月17日、18日の2日間、山村留学の中で最大のイベントである収穫祭が行われました。
「自分のカラを破る!」「全力でやり切る!」という気持ちを持って当日を迎えました。当日の朝は、「始まるんだー」「緊張する」「どうしよう」と緊張感とワクワク感が入り混ざった様子。
1日目は、祭壇に収穫した作物をお供えし、自然の神様に感謝する神事や農事暦発表で幕を開けました。「自然界には人間の力ではどうにもならないことがある」ということ、そんな自然への畏れ敬う気持ちを、学園生も農作業を通じて感じとるという体験をしてきました。無事収穫できたことへの感謝の気持ちを込め、中3が神主となって厳粛な雰囲気で執り行われました。心配されていた雨も降らず、良いコンディションでスタートを切りました。
個人体験発表では、八坂・美麻でしかできないことを大切に、それぞれ自然や生き物、モノづくり、食、文化などの体験について元気よく発表していました。
一から作り上げた全体発表の創作劇では、一人ひとりが役になり切り、自分のカラを破って演じ切りました。
終了後には、涙する人や「良かったよ!」とお褒めの言葉もたくさんいただき、学園生もやり切ったという様子でした。
夜には、農家さん、保護者、OBの方々と会食会を行いました。
日ごろお世話になっている、農家さんにおもてなしをするなど交流を深め、楽しい雰囲気の中会話に花を咲かせていました。
その後、改めて太鼓や民舞の発表し、OBや保護者も参加したりと盛り上がりを見せていました。
収穫祭2日目。
この日も、模擬店やバザーの前に学園生による演目発表で始まりました。昨日の疲れを感じさせないほど力いっぱい叩ききり、見ている方も拍手喝采でした。
保護者会が主催となった模擬店では、自分の担当の店でお手伝いをしている子や好きなものを買って食べている子。「あれたべた?」「これ美味しかったよ!」と大満足な様子でした。
今年の収穫祭もたくさんの方々にお越しいただき、「発表すごい良かったよ!」「感動して涙が出ちゃった」「みんなパワフルで元気もらったよ!」などといった声もたくさんいただきました。
「日ごろの感謝を伝える」という目標も達成でき、収穫祭は成功に終わることができました。
地域の方々、農家さん、個人体験をするにあたってご協力いただいた方々、様々な面でご協力いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。
収穫祭に向けて part4
収穫祭まで1週間を切りました。
金曜日には中3を中心に全体でミーティングを行いました。ミーティングでは、収穫祭に向けての意識の確認や一人ひとりができること、気を付けていくことなど。今一度意識を高め、最後の週末を迎えました。
収穫祭前最後の土日は、個人体験を進めるとともに、それぞれ分担の係仕事や、演目練習、劇のリハーサル等を行い、いよいよ来週に迫っているという緊張感が表れていました。
係の作業中・・・
上級生、継続生が中心となり、指示を出し合いながら作業を進めています。
残り5日間となりましたが、まだまだ発表準備や係の仕事など、やるべきこともたくさん。センター生活も2週間を過ぎ、集団生活における疲れも見える中ですが、最後の正念場を迎えました。
発表において「気持ちを込めて伝える」という段階へ辿り着くには、もうひと踏ん張り必要なところ。限られた時間内に、自分たちが伝えたい内容をどのようにしたら相手に伝わるのか。そして、自分自身や学園が、「やり切った」という達成感を得るために、それぞれの「もう一歩」が必要なところ。
ラストスパートの1週間が始まりました。
収穫祭に向けて part3
この週末も個人体験への取り組み、演目練習、劇練習と盛りだくさんの2日間となりました。
土曜日は、快晴。とても気持ちの良い日だったので、空き時間を見つけ、希望者で八坂ハイキングへ出かけました。センターから八坂地区内、十数キロの道のりを歩きました。
八坂から北アルプスを眺めることができる数少ないスポットです!
見晴らしの良い場所でお弁当!「景色いいところで食べると美味しい!」と満足そうでした。
最後まで歩ききった時は、ヘトヘト、、、
「疲れたー」と言いながらも歩ききった達成感に浸っていました。
劇、演目の練習も着々と進んでいます。
劇では、全員が役者であり、裏方でもあるため、演技以外にも練習することはたくさんあります。空いた時間に各係で話し合い、確認しながら準備を進めています。
収穫祭まで2週間を切り、時間を十分に取れる日も残り少なくなりました。まだ作業をしている子、まとめに入っている子、進捗具合はそれぞれですが、学園生は『収穫祭』という同じ目標に向かって頑張っています!