日本海・センター活動
9月16日(日)・17日(月)
日曜日、天気は雨予報ではありましたが、20人の希望者で新潟県糸魚川市の海岸へ。事前にミーティングで、日本の国石でもある「ヒスイ」が見つかる糸魚川についてや、「フォッサマグナ」についてなどの話があり、「そのヒスイを探してみよう!」とみんな楽しみに活動へ出かけました。
海に着くと「海だー!」と、テンションが上がっていました。
「角ばった」「水にぬれているときらきらする」「白っぽい」などのヒント手掛かりに、一面石がゴロゴロする浜辺で翡翠を探しました。「これかなー」「これどうですか」といろんな石を拾っては、指導員に聞いていました。
翡翠を探すだけでなく、丸い石やきれいな模様の石など自分の気に入った石を拾いました。
拾った石は、フォッサマグナミュージアムで学芸員さんに鑑定をしてもらいます。
写真の鑑定者の方は、石を見続けて40年の大ベテラン。みんな緊張しながら鑑定を見ていました。残念ながら翡翠は見つかりませんでしたが、石英や瑪瑙(メノウ)と言った宝石を見つけた子もいて、「よっしゃー!」「宝石ゲット!」と大喜びしていました。センターに帰ってからもにやにやしていました。
ミュージアムの敷地内に公園があり、ちょうど雨も上がっていたため、しばらくみんなで「ドロケイ」をし、汗だくになって走り回りました。
夕食は市場で魚介を購入して、海鮮キャンプをする予定でしたが、雨模様の為断念。能生の道の駅でカニが食材として使われている夕食を各自選んで食べました。その後、帰り道の小谷温泉で疲れをとってセンターへ帰りました。
移動のバス車内では、みんなで歌の大合唱やゲーム等で盛り上がり、終始元気な学園生でした。
次の日は、収穫祭の個人体験で興味関心の幅を広げるために、大町山岳博物館と塩の道博物館(塩の道ちょうじや)に行ってきました。
山岳博物館は、登山の歴史・地層や化石・動物のはく製などの展示があり、動物の展示では、「大町にこんなに動物いるんだ!」と驚く子もいました。付属園では、ライチョウの飼育しているところも見られました。
塩の道博物館では、かつて日本海から運ばれていた「塩の道」の歴史や文化を勉強してきました。蔵の中を見学したり、実際に使われていた建物・道具を見て、興味を深めていました。
センターに帰ってからは、太鼓の練習。学年別・学園別、様々なバリエーションで練習を行いました。学園生活も半年が経ち、新入園生たちもどっしりとした構えで太鼓が叩けるようになってきました。継続生は、自分で改善点を見つけて直したり、指導員に聞いて練習している姿がありました。
今日から学園生たちは、農家入り。次回のセンターで今回できなかった稲刈りを行う予定です。
船舶活動
9/16・17
今回は今年度最後の船舶活動です。希望者10人で諏訪湖へ。前日までは雨が続き天候も心配されていましたが、当日は晴れ良い状況で活動をスタートさせました。
まずは艤装。細かいパーツや場所も覚え、ロープを使いながら組み立てていきます。「これどうやるんだっけ?」と迷っている子もいましたが「これはこうだよ」と教え合いながら作業をしていました。
お昼を食べて準備を終えたらいざ出発!「行ってきまーす」と元気よく湖へ出ていきました。
風を読み、角度を調整しながら進んでいきます。
「たのしい?」「イエーイ」と、スムーズに船を走らせていました。
中にはタック(方向転換)がうまくいかずに止まってしまったり、風にあおられて転覆してしまう子もいましたが、「またやっちゃったー」と悔やしがりながらも「こうかな?」と考えながら取り組んでいました。
1人乗り未経験の子は、数人で乗るヨットで役割を分担しながら練習します。「難しいな」と試行錯誤しながら操作を練習していました。
夜は富士見町のすずらん山荘で一泊。ご飯を食べた後はミーティングです。今日の反省点をあげながら明日に向けてどうやったらうまく乗りこなせるかみんなで考えました。
2日目。天気も良くヨット日和でした。この日は全員で1人乗りのヨットに挑戦です。
湖畔に10艇のヨットが並ぶと圧巻。マストが揺れ気持ちも高ぶります。
前日の反省を生かしながら巧みにヨットを操ります。この日は風も強く転覆も多いようでしたが「沈(転覆)の回数減ったよー!」「うまくリカバリーできるようになった!」と満足そうでした。
10人全員が1人乗りに乗るのは学園活動としては初めてのこと。それぞれ課題を持って取り組み、個々の成長が見られた活動となりました。
八坂小運動会
9/9(日)
前日予定されていた八坂地区ふれあい運動会が本日に延期のはず...でしたが、残念ながら天気が回復せず、外での地区運動会は中止となってしまいました。
それでも、八坂小学生だけでの学校運動会は体育館で開催されました。
応援合戦は応援団長を中心に気迫あふれる声と太鼓が鳴り響きとても迫力がありました。
タイフーンではみんな全力疾走!「がんばれー!」と声援が聞こえ、どちらのチームも必死で「勝つぞ!」という気持ちが前面に出ていました。
法被姿でパシャリ。
最後の組体操では、みんなで息を合わせ掛け声とともに次々と技を完成させていました。練習の成果が存分に発揮できたことでしょう。学園生も「やり切った!」と満足そうな表情をしていました。
運動会後は、農家の母さん父さんと一緒にお昼ご飯を食べました。農家さんの手作り弁当に「うまい!」「この煮物おいしいー!」たくさん頬張っていました。
あいにくの天気が続き地区運動会はできませんでしたが、それでも八坂小の子どもたちは日ごろの練習の成果を十分発揮し、笑顔で運動会を終えました。
レク大会
9/8(土)
この日は八坂地区ふれあい運動会を予定していましたが、あいにくの天気で中止となってしまったので、室内で「八坂美麻学園レクリエーション大会」を開催しました。
レクリエーション大会は、学園生生活班5チームと保護者チームの全6チームで行いました。この大会で大事なことは、チームワークです。班替えをして間もないチームでのチームワークが試される競技を多く用意しました。
中3全員、8人による選手宣誓で幕を開けました。
ボールをおくり...
足をそろえ...
風船をふくらまし...
段ボールを組み立て...
競技中は「〇〇がんばれー!」「いけー!」「よくやった!」などの大声援が聞こえました。
8種目の競技を終え結果発表。
優勝は2班、準優勝は4班でした。おめでとうございます!
順位は出ましたが、どのチームも協力し合い班の「和」を深めることができたのではないでしょうか。
互いにたたえ合い良いレク大会となりました。
収穫祭に向けて
7日の夜、中3を中心に、11月17日・18日に行われる「収穫祭」についてのミーティングが行われました。
中3から、収穫祭とは何か?どういったことをするのか?などの説明を聞き、その後生活班ごとに、改めて『今の学園に必要なこと、成功させるために必要なことは何か』を話し合いました。
班ごとの話し合いの中では「基本的生活習慣を見直す」「やるときとやらない時の切り替え、けじめをつける」「みんなで協力し合い無駄な時間を減らす」「気遣いをし、フォローをし合う」など様々な意見が出ました。
この話し合いは収穫祭への第一歩。
改めて山留生活の目的、自分自身のやるべきことを確認し、生活習慣、学園の雰囲気、関係性等、一つひとつを積み重ねながら、11月の大舞台を目指します。