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やまなみだより 月別アーカイブ(2018年4月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

今日から農家さん宅へ・農家対面式


4月21日(土)は、八坂小中は参観日で学校へ。美麻小中の学園生12名(9年生4人は修学旅行のため不在)は、ジャガイモの種イモ植えと、デイキャンプを行いました。

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ジャガイモは、250個もの種芋を植えました。

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デイキャンプでは、3人一班でお湯を沸かし、ラーメン作り。初心者の子も多くいましたが、継続生のリードでみんな美味しいラーメンが出来上がりました。

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その後は、キャンプ場内に落ちていたロープで綱引きが始まったり、みんなで鬼ごっこをしたりと、自然の中で体をたくさん動かしました。

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22日(日)は、学園生が待ちに待った農家対面式。この日、年間140日間御世話になるホームステイ受け入れ家庭の「父さん」「母さん」と対面しました。

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汗がにじみ出るくらい暖かいこの日。時折風が吹き、ちょうど盛りを迎えたセンター前庭の大山桜の花びらがひらひらと舞い降りる、美しい春の景色の中、学園生32名と農家さん10軒が勢ぞろい。

一人ひとり名前を呼ばれると、大きな声で返事をして、農家さんへ「よろしくお願いします!」と挨拶をし、握手をしました。

その後、さっそく自分たちの荷物を運び、農家さん宅へ向かいました。

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4月4日の入園のつどいから約3週間。特に新入園生の14人は、新しい環境へ飛び込み、長い通学路を歩いたり、生まれて初めての体験をししたりと、新しい環境を楽しみつつも、さぞ気持ちの面では踏ん張ることも多かったことでしょう。その点でも、2人?5人に分かれて過ごす農家さん宅の生活は、家庭の暖かさと心の安定をもたらしてくれる意味でも、なくてはらならない存在です。

農家さん宅では、荷物の搬入を終えると、さっそくご近所の方々に御挨拶に回ったり、周囲の危険個所の確認、生活面の約束事などを決めていく姿がありました。

次にセンターに戻って来るのは、5月3日です。

5月4日からは、親子行事が予定されており、約1か月ぶりに親子が再会します。



放課後の様子


入園のつどいから2週間がたち生活もだいぶ落ち着いてきました。

学園生も慣れてきたのか「行ってきましたー!」の声も大きくなり、元気に登下校しています。DSCN1020.JPG

「大きいまつぼっくりあったー」と嬉しそうに持って帰ってきました。

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帰ってきたところをパシャリ!

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センター前の桜も咲き始め、もうすぐ満開といった感じです!

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今日は22日に控えた農家入りに向けて、10軒の農家さんが集まって打ち合わせをする「農家会合」を食堂で行っているため、みんなホールにテーブルを出して仲良く宿題をしていました。

日曜日はいよいよ「農家対面式」です。「どこの農家か教えて!」と学園生は、自分がどこに行くのか気になっている様子でした。



週末の活動


・14日(土)

土曜日は鷹狩山へハイキング、午後は田畑起こし、夜は初めての太鼓練習とやることが盛りだくさんでした!田畑起こしは翌日の予定でしたが、雨予報であったため、鷹狩山から戻ったあとに頑張って作業を行いました。

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各班にわかれて自然を観察しながら登りました。
「放射状のもの」「フワフワしたもの」「色がきれいなもの」などテーマにそって植物を探しました。各班で拾ってきたものは、翌日にみんなで紹介し合いました。

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頂上ではアルプススケッチを行い、雄大な北アルプスの山々を思い思いに描きました。

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午後は、田畑起こしをしました。

食べ物を育て、食べるためにはたくさんの苦労があります。田畑起こしはその苦労の第一歩です。重い鍬(くわ)と固く締まった土に苦戦しながらも力いっぱい鍬を振っていました。

夜は、初めての太鼓練習でした。

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「自分のカラをやぶる」「思い・気持ちを込めて伝える」といったことを目標に新入園生は慣れないバチを握り必死に叩きます。「スットン スットン スットントン」とリズムを声に出しながら練習していました。
継続生は丁寧に優しく教えていました。

うまくいかない子もいたようでしたがこれからたくさん練習し、みんなの上達した姿に期待です!!

15(日)

この日は朝から雨だったため、午前中にはミーティングを行いました。改めて、学園生の心がまえのこと、これから取り組む「個人体験」のこと、部屋ごとに生活についての約束を再確認するなど、身体を休めつつ、有意義な時間となりました。

午後には味噌玉作りを行いました。

学園では、昔ながらの方法で自分たちが食べる味噌を作ります。味噌を仕込む前に、味噌玉を作ってしばらくおくことで、自然にある菌を繁殖させ、発酵の手助けとしています。このやり方も、昔、麹が高価で手に入らなかった時代に工夫して生み出された知恵の一つです。

今年は90kgもの大豆をつぶし、味噌玉を作りました!

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自動の味噌すり機は楽ですが手動になると自分で回さなければいけません。「がんばって回してー」といった声がよく聞こえました。
その声にこたえるように力いっぱい回していました。

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味噌玉はソフトボール程の大きさに丸めます。「このくらいかな?」と確認しながら丸めていました。

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全ての味噌玉が並ぶとなかなかの量です。この状態で2週間ほどおき、ゴールデンウイークの親子行事で塩と麹、水を混ぜて仕込みます。

夜は、火災等が起きた時、迅速に対応できるように、職員と学園生で避難経路の確認も兼ねて、避難訓練を行いました。
厨房から出火したと仮定して、スムーズに避難ができるよう指示をよく聞き行動しました。いざという時のために避難訓練は大切です。
全員でしっかり落ち着いて外に避難することができました。

今週末には、いよいよ農家対面式です。



最初の週末活動


・4月7日(土)

今年度最初の週末活動は茶碗づくり。学園生たちは、今回作るお茶碗を1年間使い続けます。

朝、支度をして池田町にある相道寺焼きへ。
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2時間程集中して取り組み、個性的な作品が出来上がりました。「いつ出来るの??」と、今からお茶碗の焼き上がりを楽しみにしている子が多かったです。
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芝生の上で弁当を食べ、その後は桜も見頃を迎え春めいた景色に囲まれた広場でしばらく遊びました。新入園の子も、遊んでいる中で笑顔をたくさん見せてくれました。

・4月8日(日)

日曜日はキノコの植菌。長野県はキノコ栽培が盛んで、八坂美麻の地域には、庭先等でキノコを栽培しているお宅が何軒もあります。
そんな山村の食文化を体験しました。

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ドリルで約1mの丸太に穴を開け、そこへ菌床のコマを打ち込みます。新入園の子が中心となって作業をし、25本ほどの原木が出来上がりました。

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木槌でコマを打ち込むのは、中々に爽快。
食料を作る作業ではありましたが、楽しく・安全に実施することが出来ました。昼食には、キノコスパゲティを食べました。

午後の選択活動1 ネイチャートレイルの冒険コース!

未舗装の自然の中の道を歩きます。時には大きな岩を登ったり、細く曲がりくねった道など、起伏に富んだコースを進みました。

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カラっと晴れて、ハイキング日和。風は少し冷たかったですが、山道を歩いた後の身体には心地よく感じられました。

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見晴らしの良い場所にくるとメンバー全員で「いってきまーす!!」と大声で叫びこだまが返ってくるのを楽しんでいました。

午後の選択活動2 センター周辺で遊ぶコース!
池で釣りをする子。キャッチボールや山菜とりを楽しむ子など、思い思いに過ごしました。

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昨年度に植菌したシイタケが出ていたので、昨年度炭焼き体験で作った炭を使って炭火を起こし、焼いてから醤油を垂らして頂きました。キノコが苦手と言っていた子も、これには舌鼓を打っていました。

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また、夜は全員の足型をとりました。
3月の修園のつどいが近くなった頃に再び足型を取り、1年間通学路を歩いたみんなの足の裏が、どのように変化するのか確かめる予定です。

夜には、継続生による歓迎の演目発表がありました。みんなで練習する時間が作れるように、まずは生活をしっかりやっていこうと、中3から声掛けがありました。

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盛りだくさんの週末となりました。

来週末には田畑の作業や、鷹狩山ハイクを予定しています。



山村留学・学校生活も始まりました


4月5日(木)

入園のつどいを終えた次の日は、八坂小・中、美麻小中で入学式・始業式がありました。

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中学校へ入学する学園生は、「緊張する!」と言いながら学校へ向かいました。始業式・入学式を終えセンターに帰ってくると、「行ってきました!」と、元気な声が聞こえてきました。

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夜は、基本的生活習慣ミーティングと自己紹介をしました。中学3年生を中心に、洗濯物の干し方、たたみ方・掃除・台拭きの仕方等を教わりました。

4月6日(金)

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朝の登校の様子。みんなで、楽しそうに会話をしながら元気に歩いている様子がありました。

「行ってらっしゃい」と声をかけられると「行ってきます!!」と大きな声であいさつをしていました。

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下校途中の通学路で、山菜のフキノトウとつくしをたくさん採ってきた学園生。夕食には、天ぷらに調理されて食卓にならびました。春のほろ苦い味覚をみんなでおいしくいただきました。

明日から初めての週末活動。茶碗づくりときのこの植菌等を行う予定です。



平成30年度がスタートしました


4月4日(水)

八坂学園43期、美麻学園27期の入園のつどいを行い、平成30年度八坂美麻学園の生活がスタートしました。八坂が16名、美麻が16名の総勢32名で1年間生活していきます。

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学園生は、この地域で一番に花を咲かせる、ダンコウバイを手に持ち、わら靴に挿して入場しました。この花がまた咲く3月まで、みんなで力を合わせて生活していこうという誓いの意味が込められています。

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一人ひとりが親元を離れ、この八坂美麻の地で1年間生活していく決意や目標を、緊張しながらも大勢の前で発表しました。

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また、「学園生の心がまえ」の発表がありました。

学園生の心がまえ

1.山村留学中は、自分の足で歩き、自然の中でたくさん遊び、「ここでしかできないこと」をたくさんします。
2.毎日の「あいさつ」や、言葉づかいに気をつけ、けじめのある毎日をおくります。
3.必要以上に物を持たず、物を大切にし、無駄なお金を使わない生活をします。
4.食事は好き嫌いなく残さず食べ、感謝の気持ちを忘れないようにします。
5.「みんなが気持ちよく生活する」ために、相手の気持ちを考えながら過ごすように努力します。特に、周りで困っていたり、悩んでいる人のことを、みんなで考え、助け合って生活します。
6.自分の目標をもって1年間生活し、収穫祭や修園のときには、成長や成果を大きな声で堂々と発表できるようにがんばります。

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夜は、生活についてのミーティングをしました。指導員から1日の生活の流れの説明を聞き、布団の敷き方、入浴の注意点を継続生の中3から教えてもらいました。

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1年間よろしくお願いします。






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