最後のセンター入り
2月25日(日)
学園生たちは、最後の農家活動を終え、センターへ帰ってきました。センター入りは休日ということもあり、前日から各農家さんのお宅で色紙や手紙を渡し、部屋の掃除などをして、1年間の感謝の気持ちを伝えました。
荷物をすべて運びこむと、農家さんと談笑する様子もありました。
「ありがとうございました。」と深々とお辞儀をして農家さんを見送りました。次に会えるのは、3月16日の修園のつどい。
夜は、久しぶりの全員での太鼓と修園に向けてのミーティング。修園まで約3週間。修園のつどいで1年間の集大成が見せられるように、気を引き締めて駆け抜けていきます。
大町市民スキー大会
2月18日(日)
朝から冷え込んでいましたが、日中は天気も良くスキー日和の1日。
最後の農家活動中、いつもスキー活動で利用している、鹿島槍スキー場で大町市民スキー大会が開催され、学園生も出場してきました。
雪は、歩くたびに「キュッ」と締まった音がして最高のコンディションでした。
開会式では、昨年優勝した美麻分館を代表して、学園生が選手宣誓をしました。「原稿ないと無理!」と、最初は言っていましたが、しっかりと声を出して宣誓していました。
学園生は、八坂・美麻の各分館に所属し、個人のタイム並びに分館チームでの団体得点を競いました。最初に小学生、あとから中学生と、順にスタート。軽快に滑ってゴールする学園生や、途中で転倒してしまい「あー、転んだ!次こそは!」と悔しがる学園生も。
美麻分館が2連覇達成!八坂分館は4位入賞!
個人入賞もありました。
午後からは、スキー検定の日が迫ってきているため、指導者からアドバイスをもらいながら何本か滑りました。
レースでの興奮、そして達成感など、それぞれ、スキーの魅力をさらに感じた1日となりました。
雪中キャンプ・スキー・炭焼き・選択活動
9日(金)の夜、雪中キャンプを希望した学園生たちはテントを張り、極寒の中で豆炭を入れたあんかを抱いて一夜を明かしました。
10日は、朝起きてから自分たちで火をおこし、雪上で朝食作りをしました。「火がつかないー」「消えちゃったよ」と、なかなか火がつかず朝食が昼食になってしまう学園生もいましたが、何とか全員食事を作って食べることが出来ました。
10日の雪中キャンプ希望者以外の学園生たちは、スキー活動に行きました。この日もポールを使っての練習をしました。
11日(日)は、全員でのスキー活動で、「やまなみ杯」「たかがり杯」第2戦を行いました。午前中は、練習で午後からタイム計測を行い、夜は結果発表がありました。今回は、小学生の部と中学生の部で分けられ、小学生も優勝が狙えるということで非常に盛り上がりました。
並行して炭焼きも行いました。10日の朝に薪の立てこみをし、火入れをしたあとは夜通し指導者が管理。10日の夜は、窯の前で暖をとりながら、もちやマシュマロなどを焼いて食べました。
11日のスキー活動から帰園後、丁度タイミング良く、炭の窯出しも体験することができました。煙が白から「青白くなる」「匂いが鼻にツンとくるにおいから甘くなる」など話を聞いて、窯出し体験をしました
「熱い!」「服燃えちゃう!」と言いながらも真剣な表情で炭を取り出していました。昨年よりも出来上がった炭の量は多め。大きく良質な炭が出来ました。
12日(月)は、選択活動でスキー活動と雪遊びに分かれての活動になりました。
スキー活動は、検定に向けての基礎講習で、指導員から指導を受け、1日みっちりと練習をしました。「パラレルターンできるようになったよ!」「何となくコツが掴めてきましたよ!」と手ごたえのあるスキー活動になったようです。
雪遊びを選択した学園生は、午前中は中山高原で思いっきり体を動かしました。
午後はセンターでアイス作りや、前日出来た炭で餅と干し芋を焼いて食べました。
各々が充実した3連休を過ごすことが出来ました。夜は、最後の農家生活向けてミーティングをしました。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
13日(火)
今日は、いよいよ最後の農家入り。「行ってきます!」と大きな声を響かせて、重い荷物を背負って歩いていきました。
入園して間もないころは荷物に背負われていましたが、今ではしっかり背負って歩く後ろ姿でした。
次のセンター入りは、25日です。
週末活動の様子
2月4日(日)・5日(月)
4日は、今年度最後の親子活動というこで、大町にある爺ガ岳スキー場でスキー活動を行いました。
レベル班ごとに分かれ、保護者と一緒にスキーを滑りました。この日は、学園内のポールレース大会も行いました。
午前中はポールを使っての練習、午後からは、タイムを計測しました。大会では、実際に滑る速さを競う「やまなみ杯」と、自分の滑ったタイムを予想して、その差を競う「たかがり杯」を行いました。
学園生は、全員無事に滑り切り「何秒だろうなー」と悩みながらタイムを予想していました。最後は、みんなで記念撮影。次に会うのは、修園のつどいになります。
夜は、大会の結果発表。結果が発表されると、「予想より早かった!」「けっこう順位上じゃん!」と、喜んでいる様子でした。タイムを予想する「たかがり杯」の1位は、実測と予想の誤差が0.38秒でした。
5日は、美麻の学園生たちは学校へ、八坂の学園生たちは振替休日だったためスキー活動を行いました。
この日は、2月18日に開催される大町市民スキー大会に向け、ポールを使っての練習が中心。指導者からアドバイスをもらいながら少しでもタイムを縮めようと練習を重ねました。
センターに戻り、次の週末活動「炭焼き」に使用する薪を割りました。この薪は、12月の「原木切り出し」活動でみんなで切り出してきた広葉樹の木々です。
自分の身長と同じぐらいある薪を、斧を使って割りました。斧を持ち上げるのもやっとで、1本割る頃にはヘトヘトの子も。中には、「もっと割ってもいいですか?」と薪割りを継続する子もいました。
次の週末の三連休は、炭焼き・アルペンスキー・雪中キャンプと盛りだくさんです。
育てる会 50周年のつどい
1月20日(土)
育てる会の活動が50周年を迎え、東京の代々木にあるオリンピックセンターで記念のつどいが行われました。学園生たちは、現役山村留学生を代表して参加してきました。
つどいは2部構成で、第1部の前半は、育てる会の参加者だった方々の体験談や思い出話などを聞き、後半には山村留学のOGで俳優の若村麻由美さんの記念トークがありました。学園生たちは、山村留学時代のことについて質問をしたり、若村さんからの問いかけに緊張しながら答える姿もありました。
第2部で、学園生は太鼓・民舞「はねこ」「秩父屋台囃子」「三宅島木遣り太鼓」を披露しました。冬休みを終え、練習時間がなかなか取れない中、学園生たちは、声を掛け合いながら時間を作って練習をしてきました。演奏が終わると、大きな拍手、歓声が送られていました。大きな舞台で披露できたことで学園生たちは、大きな自信につながったように感じました。
次なる舞台は、3月16日の修園のつどいです。