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やまなみだより 月別アーカイブ(2017年11月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

収穫祭が終わり


収穫祭が終わり、学園生たちは肩の力も抜け、緊張した表情も和らいだ様子。

収穫祭翌日の夜は、さっそく12月から行うアルペンスキーのミーティングをしました。去年の動画などを見て、「早く滑りたいー!」と、収穫祭の疲れも吹き飛ぶような楽しそうな表情をしていました。

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22日の夕食は、みんなで収穫祭お疲れ鍋パーティー!魚・お肉・野菜がたくさんのボリューム満点の鍋を食べました。食べ過ぎて「もう動けない」と言っている子もいました。

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23日は、野沢菜づけをする予定でしたが、雪の影響でできず延期に。朝のうちのスキーの板やブーツを合わせました。

その後、八坂地区の明日香荘の5周年イベントに参加し、餅まき、マグロの解体ショーなどを体験。その後、ゆっくりとお風呂に入ってきました。

部屋を掃除し、午後から農家入り。

次回のセンター活動は12月7日から。お寺に泊まり坐禅をする体験や、炭焼き使用する原木の切り出し、アルペンスキー、大掃除など、2学期最後のセンター活動も盛りだくさんです。



第42回 収穫祭


11月18日、19日の2日間、山留生活の一大イベントである収穫祭が行われました。当日の朝には、「緊張する!」「楽しみ!」「不安・・・」など、様々な声が聞かれましたが、1日目には、自然の恵みに感謝する式や農事暦発表から始まり、個人体験発表、民話劇や太鼓発表など、子供たち1人ひとりが自分の力を発揮し、生き生きと発表する姿が見られました。

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個人体験発表では、「ここでしかできない」八坂・美麻ならではの、自然や生物、モノづくり、食、地域文化などの体験について、1人ひとりが体験に基づき、堂々と発表していました。

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民話劇では、それぞれが自らの殻を破り、役になりきり懸命に演じていました。

民話劇の中のセリフで、「当たり前のことばがあるけどせぇ、そんなもん何にもないってことだじ。」という言葉が出てきます。その言葉通り、民話劇を一から作り上げていく過程や発表の舞台において、普段の生活は当たり前ではなく、たくさんの人たちに支えられているということを実感したのではないでしょうか。

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その日の夜には、農家さん、山留生とその保護者の方々で「会食会」を行いました。

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山留生は、日ごろお世話になっている農家さんにお酌をするなど、おもてなしをし、改めて太鼓や民舞の発表もしました。

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保護者と修園生も混ざり、「はねこ」の舞。

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収穫祭2日目。この日は気温も低く雪が舞う天気。

皆疲れが出始めているころだろうと思いきや、2日目の太鼓発表でも、再び力強く叩く姿が見られ、模擬店では保護者の方々や農家さんとともに、自分の担当のテントで焼きまんじゅうやたこ焼きなどを売る姿が見られました。

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収穫祭にて、子供たちがひたむきに発表する姿を見て、お世話になっている農家さんや地域の方々から、「子どもたちのエネルギッシュな発表、すごい!」「太鼓の迫力に圧巻!」「八坂の昔のことを想い起こしてくれる発表に心打たれた。」など嬉しい声もたくさんいただき、収穫祭の一番の目標であった、「日ごろの感謝を伝えること」ができたのではないかと思います。

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収穫祭から2日後、辺り一面は、雪化粧に。いよいよ、来月にはスキー活動の始まりです。

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今朝は、20cmの積雪の中、元気に学校へ通学していきました。



収穫祭前、ラストスパート


収穫祭前、最後の週末を過ぎ、子どもたちの発表準備は大詰めを迎えました。

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個人体験では、体験したたくさんの内容を、短時間でいかに伝えるか、まとめと発表の段階へ仕上げていくのがまた難しい作業。指導者とやりとりをしながら、それぞれ持ち時間3分?5分の使い方を悩みつつ、工夫を重ねています。

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民話劇や演目の練習では、「まだまだ」「まだまだ」と、練習を終える度に反省会をし、お互いに「こうした方がいい」「まだ声が出る」など気づいた点を指摘し合いながら、本当に一歩ずつ、階段を駆け上がっています。

3週間という長いセンター生活で、疲れも出てきてお互いがぶつかることもありますが、収穫祭という大舞台へ向けて、これまで培ってきた精神力と助け合いで、最後の意識を高めています。



氷点下1度


何だか今日はいつもと空気が違う、そう感じた矢先、朝6時の気温はマイナス1度、氷点下となっていました。

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木々の葉の色づきに秋らしさを感じつつも、立冬を迎え、センター周辺の草花も雪化粧をし始め、段々と冬に近づいていくようです。

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センター前の棚田の向こうには雲海が広がり、太陽の光を浴び、雪化粧した草花もきらきらと光っていました。

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収穫祭まで残り8日。学園生は学校とセンター生活との両立に苦労しながらも、それぞれが思い思いに収穫祭に向けて準備を進めています。



収穫祭へ向けて


センター入りをして1週間ほどが経ち、朝晩と肌寒くなり木々の葉っぱも紅く色づいて、秋が深まってきました。

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3連休は、朝から夕方まで個人体験活動に没頭する学園生たち。「もうこんな時間!?まだ弁当食べてないよー」と急いで弁当を食べるなど、時が過ぎるのはあっという間の様子。地域を歩いたり、話を聞いたり、習ったり、作ったり、拾ったりなどなど、たくさんの方々に教えてもらいながら進めています。

夕方からは、民話劇と太鼓の練習。

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全員で取り組む民話劇は、空いた時間を見つけながら、自分の役のセリフを覚え、全体で合わせて役を作っていきます。部屋の中でボソボソつぶやきながら練習する様子も。練習では、まずは「自分のカラを破ること」を意識しながら、少しずつ役になりきる姿が出てきました。

ただ、裏方(幕や照明、小道具大道具)の役割や、太鼓の出し入れ、セリフの方言、表情、身振り手振りなど、課題はまだまだ。

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お腹から声が出るように発声練習も。

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太鼓では、それぞれが覚えたリズムや叩く音を、周りの人と合わせていくのがまた大変なこと。とにかく練習を重ねていくしかありません。

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収穫祭へのカウントダウンも始まりました。

同時に、ミーティングも同時並行で重ねて行っています。自分たちが舞台に立つとき、本当に堂々と自信を持って成長した自分を見てもらうには、日々の生活習慣や、お互いの関係を見直していかなければならないこと。「ただ何となく」「中途半端に」では収穫祭を行う意味がないこと。大変なことではあるけれど、これまで積み重ねてきた大切なことをもう一度取り戻し、それぞれが本気で取り組み、「やってよかった」と心から思える収穫祭となるべく、それぞれが「自分がやるべきこと」「みんなのために自分ができること」を見つめ直す日々が続いています。

ここからが正念場。あらゆる「想い」を全身で伝える場に向けて、意識を高めています。






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