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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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ありがとう、テル。


10月7日、センターの飼い犬「テル」が永眠しました。

この学園に3代目のテルとして来てから約13年、ずっと、家族の一員として過ごしてくれました。

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別れは突如。急に体調を崩し、動物病院へ運びましたが、延命措置をして入院手続きをしたのもつかの間、静かに息を引き取りました。

センターの前庭で、毎朝のつどいも13年間皆勤賞。みんなが学校へ向かうと、見えなくなるまで淋しそうな声で鳴き、帰って来る姿を見つけると、しっぽを振って喜んで迎えてくれたテル。

時にはタヌキと闘ったり、野生動物にほえ続けたりと、勇敢な面もありました。

けれど、とにかく優しく穏やかな犬で、子どもたちはテルのことが大好きで、テルも子どもたちが大好きで、本当に可愛らしい犬でした。

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翌日の夜、悲報を伝えると、子どもたちは泣き崩れました。テルの亡骸に手を合わせ、ずっと撫でて離れない子どもたち。それでも、「生きていることは当たり前ではないよ、すごいことだよ!生きている今を、限りある命を、精一杯生きるんだよ!」と、動かなくなったテルの姿は、力強いラストメッセージを子どもたちへ送ってくれました。

10月9日、三連休の最終日、子どもたちが採ってきた秋の花々と、テルへの感謝の気持ちを綴った手紙で色鮮やかに飾られたテルの棺。すっきりと青く晴れ渡る秋空へ、テルは真っすぐに昇っていきました。

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骨になったテルは、センターの敷地内に埋葬し、これからもそばでみんなを見守っていてもらう予定です。

テル、13年間、本当にありがとう。

これからもずっと、八坂美麻の広く澄んだ空の上から、みんなを見守っていてください。















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