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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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農家会合


先週、学園生32名が御世話になっている11軒の農家さん(八坂美麻地区のホームステイ家庭)が夕刻センターに集まり、「農家会合」が行われました。

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この農家会合は、年間9回?10回行われ、子どもたちの様子や課題についての情報交換や、農家活動中に行われる学校行事やセンター行事についての詳細事項連絡等、議題は多岐に渡ります。

今回は、4月から約2か月間の子どもたちの様子や、生活の中で気になること、共通して指導していくべきこと等を出し合い、センターと農家さんで課題を共有しました。

「まだ、ありがとうの言葉がぱっと出てこないね」「トイレの蓋の閉め忘れ、電気の消し忘れなど、なかなか定着しないから、張り紙をしてみたよ」「これまでの習慣を直すのってのは、なかなか容易ではないね。みんなで辛抱強く声かけていきましょう」「親へ出すはがきに、本当に必要かどうか疑問に感じるような持ち物を要求している子がいるから、改めて保護者にもその場合の対応を確認してもらって、こちらでもしっかり確認してから出すようにしましょう」・・・などなど。

日々健康や食事に気を遣いながら、子どもたちの1年間と命を預かる「農家さん」は、ここの山村留学ではなくてはならない存在です。様々な想いを持ちながら、子どもたちの「父さん」「母さん」となって日々を過ごしてもらっている農家さん。農家活動中には、指導者が農家さんを訪問して様子を伺い、さらに何か相談事があれば電話で連絡を取り合って情報交換をしています。

今回はさらに、7月末に控えた子どもたちの帰省(実家へ戻る)について、日時や送迎方法の確認の他、どんなお土産を持たせるかなどの話し合いも行われました。

1時間を超える話合いを終え、夜8時頃に農家さんは御自宅へ。

この1年間は、本当に多くの方々に支えられてようやく成り立つもの。子どもたちへも、指導者から「決して当たり前にある毎日ではない。だからこそ、ただ何となく過ごすのではなく、感謝の気持ちを忘れず、あたりまえのことや小さいことを大事にしていくことが大事。」と、残り1ヶ月となった1学期を見据えてミーティングも行われました。

今日から農家入りとなり、次のセンターは7月7日から。

あっという間に1学期も残り1ヶ月です。















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