八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記
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春祭り・田植えをしました
2016年05月23日
22日(日)は田植えでした。センターの田んぼは、八坂の中でも一番標高が高く、地域で田植えをする順番は最後になります。この日は気温も高く、心地の良い快晴で、絶好の田植え日和でした。
田植えの前には、伝統に倣って春祭りの祭儀を行います。田の前に祭壇を構え、自然の神様に降りてきて貰い、今日から秋の収穫祭まで、「田の神様」として、稲の成長を見守って頂き、無事収穫できるように祈念します。
祭壇には、黄金の稲穂を模したきな粉にぎりや、お酒、人間が生きるために必要な水と塩が置かれ、中央の神籬(ひもろぎ)に降りてくる山の神様に奉納します。祭儀の後、黄金の稲穂を想像しながら、きな粉にぎりをいただきました。
センターの田植えは昔ながらの手作業で、学園生全員が列になって田植え作業を行い、先人の苦労を体験します。「田植えの列が曲がってるよ」「苗をちょうだい」と学園生同士声を掛け、協力する姿がありました。
これからは、水の管理や草取りをして稲の成長を見守ります。秋の収穫まで、約120日間、稲と一緒に大きく育った学園生が11月の収穫祭でどんな姿を見せてくれるのか、楽しみに見守りたいと思います。