待ちわびた農家対面式!
暖かな春の陽気の下、今日は学園生が待ちに待った農家対面式でした。学園生が一年間の約半分を過ごす八坂・美麻の農家さんと向かい合い、それぞれがお世話になる農家さんに元気よく「よろしくお願いします!」と挨拶をし、握手を交わし、農家生活がスタートしました。
名前を呼ばれると笑顔で前に進む子どもたち。
農家10軒の皆さんと大家族となり、各お宅へ出発前に山桜の下でパチリ。
受け入れ農家さん、地域の方々、元気いっぱいの子どもたちがお世話になります!
放課後のあれこれ
4月も中旬を過ぎ、センターの前の桜も満開になりましたが、木曜日の雨風で早速散り始めています。
子どもたちは、学校やセンターでの毎日に徐々に慣れてきた様子です。
放課後は、センターに帰ってくるとまず宿題に取り組みます。
その後は、お風呂の時間まで自由時間。野球やおにごっこをしたり、カエルをたくさん捕まえたり、中にはカラスノエンドウを調理する子どもも。
将棋もひそかなブームです。
いよいよ明日から農家活動。
昨日の夜は、農家へ運ぶ荷物についてなどのミーティングを行いました。
鷹狩山ハイク・農作業
今週末も活動が盛りだくさんでした。
16日(土)
午前中は鷹狩山ハイクに行きました。班のみんなと歩きながら宝探し。鷹狩山の自然の中から「いい匂いのするもの」や「トゲトゲのもの」などを見つけ出していました。頂上から望むアルプスをスケッチした後にお昼ご飯。良い天気の中、子どもたちもあっという間にお弁当を平らげていました。
午後には、翌日行う予定だった田畑起こしを、雨が予想されるため前倒して行いました。1年間、自分たちで手をかけていく田んぼや畑を、鍬で一生懸命に耕しました。
継続生は、畦や水路の整備を担ってくれました。
17日(日)
雨が降っていたため、午前中は室内で太鼓の練習をしました。新入園生にとっては初めての太鼓練習でしたが、継続生に教わりながら、すぐにリズムをおぼえていました。
午後には味噌玉づくりをしました。味噌すり機ですり潰した大豆を丸めます。班ごとに分担をしながら、みんなで根気強く作業を続けました。
夜には、山村留学中に大切にすべきこととして、「学園生の心がまえ」について改めてミーティングを行いました。
先週に続き、活動が多く体力を使う週末でしたが、子どもたちはどの活動にも意欲的に取り組んでいます。
早帰りの午後
昨日から学校が家庭訪問期間に入り、短縮授業のため学園生は早くセンターに帰ってきます。普段よりも長い帰園後の時間を使ってネイチャートレイルを散策したり、近くのグラウンドにテル(犬)を連れて遊びに行ったりしています。
快晴の下、プレイボール!
下校途中の学園生に遭遇。手には道で見つけたカエルが握られています。飼うつもりかな?
少し天気予報が心配ですが、今週末から田畑の作業も始まる予定で活動が目白押し。
入園して約10日が過ぎましたが、毎日、基本的な生活習慣を身につけるためのミーティングも続いています。
入園から早くも1週間
学園生が親元を離れて生活を始めてから1週間が過ぎました。学校の授業も本格的に始まり、慌ただしい日々ですがセンターの生活にも徐々に慣れてきています。
昨夜(12日)はセンター・農家での生活に欠かせない基本的生活習慣を身に着けようということで、「ぞうきんしぼり大会」が開催され、タオルの水気を早くしっかりと絞れるか班ごとに競い合いました。
今日は朝から断続的に風が強く、木立ちからゴーっと木々がざわめく音が聞こえてきます。八坂小学校の前を通ると、コブシが風に揺られて白い花を咲かせていました。子どもたちも自然の見せる様々な顔を登下校で感じていることと思います。
はじめての週末活動
28年度、学園生が入園してはじめての週末が来ました。
9日(土)
午前は、池田町の相道寺焼きで茶碗作り。一年間使う茶碗を粘土から成形し、陶器づくりの文化を体験しました。
午後は相道寺焼きからすぐ近く、池田町立美術館の公園でお弁当を食べ、各々がサッカーや鬼ごっこをして思う存分に遊びました。北アルプスの稜線がくっきり見えるほどの良い天気で、ぽかぽかと暖かい春の陽気でした。
夕方、中学生はセンターの水源となっている場所の掃除をしました。水源地に生えているクレソンを採り、夕食の鳥の照り焼きに添えて、ピリッとさわやかな香りを味わいました。
夜には、継続園生による太鼓・演目の発表がありました。12人で合わせて7演目披露し、新入園生も早くやりたいと意欲を見せていました。
10日(日)
新入園生はキノコの植菌、継続生はセンターの裏山整備をしました。
ナラの原木にドリルで穴をあけ、椎茸の菌を付けたコマを打ち込みました。原木を、継続生が整備した裏山へ移動させて、収穫を待ちます。
午後は、各々の選択活動。ネーチャートレイルである「冒険コース」の散策や、釣り、つくしを採って来ておやつ作り、工作などに分かれて活動しました。
こちらは冒険コース。鎖場やごつごつした岩など、自然そのものがアトラクション!
おやつ作り。メニューはあまーいつくし飴。
天候にも恵まれ、活動が盛りだくさんの週末でした。センターの周りにも山菜が沢山出て、ツバメが巣を作り、子どもたちと一緒に五感で春を感じています。
平成28年度スタート!
5日(火)、八坂学園41期・美麻学園25期の入園のつどいを行い、平成28年度の山村留学 八坂美麻学園が始まりました。
今年度は、八坂15名・美麻16名の総勢31名(新入19名・継続12名)となりました。
入園のつどいでは、春一番に花を咲かせるダンコウバイ(じしゃの花)を手に持ち、わら靴に挿して学園生が入場しました。
つどいでは、「僕は八坂の自然の中でたくさん遊びたいです」などと、学園生一人ひとりが一年間の目標を発表しました。
またこのほかにも学園四季の紹介や、新入園生のことば、継続園生による歓迎のことば、学園生の心がまえ発表等のプログラムが行われました。
学園生の心がまえ
1.山村留学中は、自分の足で歩き、自然の中でたくさん遊び、「ここでしかできないこと」をたくさんします。
2.毎日の「あいさつ」や、言葉づかいに気をつけ、けじめのある毎日をおくります。
3.必要以上に物を持たず、物を大切にし、無駄なお金を使わない生活をします。
4.食事は好き嫌いなく残さず食べ、感謝の気持ちを忘れないようにします。
5.「みんなが気持ちよく生活する」ために、相手の気持ちを考えながら過ごすように努力します。特に、周りで困っていたり、悩んでいる人のことを、みんなで考え、助け合って生活します。
6.自分の目標をもって1年間生活し、収穫祭や修園のときには、成長や成果を大きな声で堂々と発表できるようにがんばります。
入園のつどいには、これからたくさんお世話になる地域の方々など多くの方にお越しいただき、学園生はそれぞれに山村留学の1年間の決意をあたらにしているようでした。
これから学園生31人で協力し合いながら、1年間生活していきます。
よろしくお願いします。