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やまなみだより 月別アーカイブ(2015年7月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

梅雨明け


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3連休の週末。
センター前の棚田の稲も青々と輝き、夏の訪れを感じる季節となりました。
当初は北アルプス・唐松岳(2,696m)登山に行く予定でしたが、台風の接近もあったため他の活動に切り替えて活動を行いました。


18日(土)
大町市内にある「大町エネルギー博物館」の見学に行きました。

まずは館内のプラネタリウムへ。
学芸員の方から惑星や大町から見える星について話を聞きながら、プラネタリウムを観賞しました。
その後は、館内の展示を見学。
科学について体験しながら知ることのできる展示が多く、学園生も楽しそうに体験していました。


19日(日)
この日は台風一過のおかげもあり、晴れ。
仁科三湖の一つである木崎湖に行き、湖水浴を楽しみました。

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初めは湖の冷たい水に驚いていた様子でしたが、徐々に慣れた様子でたくさん遊びました。
浮き輪を使ってプカプカと浮いている子、桟橋から飛び込みを楽しむ子などそれぞれでした。


20日(月・祝)
午前中、センターの畑で夏野菜の収穫を行いました。

ジャガイモは5月に種イモを植えてからおよそ3か月。
メークイン・男爵・アンデスの3種類のジャガイモをたくさん収穫することができました。

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ジャガイモの他にもキュウリやトマトなどの夏野菜もたくさん収穫することができ、収穫したての野菜をその場で「おいしい!」とかじっている子もいました。

そして昨日(24日)終業式を終え、今日(25日)、まずは小学生が実家へ帰省しました。

電車へ乗り込む子どもたちは、元気に「いってきます!」と出発していきました。



Myお茶碗使い始めています


4月にそれぞれが作ったお茶碗が焼き上がり、センターに届きました。
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今回のセンター生活から、このMyお茶碗を使っての食事を始めました。
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子どもたちはそれぞれ焼きあがったお茶碗を見て「このお茶碗大きいね!」「思ったより小さくなっちゃった」と感想は様々。
修園の3月まで、この世界で一つしかない「Myお茶碗」を大切に使って食事をしていきたいと思います。



職員総出で夏休みキャンプ受入準備


今回は子どもたちの様子ではなく、指導員の一日を紹介します。

今日は、夏休み自然体験キャンプ(短期山村留学)に向けて育てる会が管理する楢の森キャンプ場の整備と常設テントの設営を指導員・職員総出で行いました。
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楢の森キャンプ場はセンターと同じ集落内にあり、水道・電気などのライフラインもあるキャンプ場で、自然体験活動入門クラスの活動にはうってつけのフィールドです。
楢の木立の間を信州独特の爽やかな風が吹き抜けます。
このキャンプ場での野外炊飯とテント生活は、子ども達の胸の中に忘れられない原風景として刻まれることでしょう。

そしてキャンプ場整備を終えセンターに戻る途中には、下校中の学園生がランドセルを背負ったまま、学園の畑に水撒きをしている姿を発見。
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まさに山の子どもの一風景でした。

真っ青な夏空と白い雲
短いけれど、信州ならではの夏が始まりました。



1学期最後のセンター生活となり


9日(木)に2週間ぶりにセンター入りした子どもたち。
今回のセンター生活が1学期最後となります。

7月に入り、八坂も日中の気温がだいぶ上がる日が多く、夏らしくなってきました。


11日(土)には、夏の風物詩である月見草(オオマツヨイグサ)や、ホタルの観察に行きました。

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早めに夕食を済ませ、センターの畑付近にある月見草(オオマツヨイグサ)の観察に出かけました。
じっと花を観察していると、つぼみだった花が約40秒ほどで満開になる様子を見ることが出来ました。
「初めて見た!」「お、開花した!」と感動していました。

その後、大町市内の高瀬川ホタルの里に移動し、ホタルの観察も行いました。
高瀬川脇の小川に何匹ものホタルを見ることができ、「キレイ!」という声が聞こえてきました。


12日(日)、1学期中に誕生日を迎える子を祝う「誕生日会」を行いました。
企画や準備は、前回のセンター生活中から中学生が中心となって行いました。

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夕食は、BBQ。
センターの前庭で夕涼みをしながら、おいしくいただきました。

その後、出し物の発表を行いました。
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今回は昔話をもとにした劇を各生活班ごとに披露したり、有志でバンド発表やモノマネなどの出し物がありました。

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最後には、誕生日の人に、全員のメッセージを添えた手作りの誕生日カードを手渡し、全員で肩を組み「山留のテーマ」を歌ってお開きとなりました。

様々な壁を乗り越えながら、着実に「家族・仲間」になってきている実感が得られた時間でした。






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