今年度初めての農家入り
18日(土)午後、センター前にて農家対面式を行いました。
学園生は、月の半分は少人数に分かれて、家庭的な雰囲気たっぷりの農家(ホームステイ)での生活。温かい農家の父さん・母さんから農作業や料理を教わったり、お手伝いをしたりすることで農村文化を学びます。
今日は、これから一年間お世話になる農家さんとの対面式。
子どもたちはどの農家さんに入るのかワクワクしながら、農家対面式を迎えました。
一人ひとり名前を呼ばれると、「はい!」と大きな声で返事をして農家の"父さん・母さん"と「1年間よろしくお願いします」と握手を交わしていました。
一年間で約140日間もの農家生活。
「家族」として、農家の父さん・母さんに様々なことを教わりながら生活をしていきます。
子どもたちがセンターへ戻ってくるのは、5月の連休前。
各農家さん宅での様々な出来事を話してくれることが楽しみです。
入園から10日
入園してから、すっきりと晴れる日が少なかったのですが、久々に日曜日には雲一つない快晴となり、壮大な北アルプスの山々を望むことができました。
11日(土)
前夜から雨が降っていました。
そんな中でしたが、味噌作りの作業である「味噌玉作り」を行いました。
センターの味噌は、今までの山村留学生が作ってきた味噌です。
(今は平成23年度に仕込んだ味噌を食べています)
今年も地元産の約70kgの大豆を使って味噌作りを行います。
味噌玉作りは、昔ながらの方法の1つ。材料の麹が高価なものであったため、少しでも発酵を進めてくれる菌をつけるために、すり潰した大豆をソフトボール大に丸めて干します。
味噌すり機で大豆を潰す作業から、丸めて干す作業までみんなで協力して作業し、約1時間で作業が終わりました。
12日(日)
久々の快晴。
隣町の池田町にある相道寺焼の窯元へこれから一年間自分たちが使う茶碗を作りに行きました。
「穴が開いた!」と何度も作り直す子もいましたが、それぞれに個性あふれる茶碗を作っていました。
出来上がりは6月頃の予定です。
どんな形に焼きあがってくるのかがとても楽しみです。
午後は、あづみ野池田クラフトパーク(公園)に移動しました。
クラフトパークからは、北アルプスの雄姿を望むことができました。
入園後初めて北アルプスを見た子もいて「すごい!」と感動していました。
お昼のお弁当をいただいた後には、アルプススケッチを行いました。
描いた絵はセンター内にしばらく掲示します。
入園のつどいから10日が過ぎ、新入園生も徐々にセンターでの生活に慣れてきました。
今週末には、初の農家入りを予定しています。
山菜が出始めました
ある日の夕食に、春の山菜であるノカンゾウの天ぷらが出ました。
このノカンゾウは、子どもたち有志が学校からの帰り道で採ってきたもの。
この日の朝、朝のつどいで指導者がノカンゾウを紹介したこともあり、袋にたくさん入れて帰ってきました。
「ノカンゾウを初めて食べた!」という子もいて、美味しかったのか、次々にお替わりもしていました。
この他にも下校中に、フキノトウや、ツクシ、ノビル、アサツキなど採ってきている子もいました。
八坂美麻ではこれからが山菜のシーズン。
春の自然の恵みをたくさんいただきたいと思います。
入園後すぐの週末
入園のつどいから2日、初めての週末を迎えました。
4日(土)
まずは、これから1年間生活をする八坂美麻の地域を知ろうと、八坂地区にある最も高い山である鷹狩山へハイキングに行きました。
晴れていれば山頂から北アルプスの雄姿を見る事が出来るのですが、あいにくの天気で北アルプスは見えませんでした。
北アルプスの雄姿は見えませんでしたが子ども達は、だるまさんが転んだや、鬼ごっこ、ドロケイなど、みんなで元気に遊んでいました。
下山後は、大町市にある山岳博物館の見学へ。
大町市は山岳文化都市。その歴史や、動植物についての展示を見学しました。
5日(日)
この日は雨。
長野県の特産でもある、きのこ(シイタケ)の植菌をしました。
今回はシイタケの種コマ800個ほどを打ち込み、センター裏に仮伏せしました。
シイタケができたら、みんなで美味しくいただきたいと思います。
午後はお楽しみ会を行いました。
入園してまだ間もないので、アイスブレイクとして中3生が企画してくれました。
押し相撲や、ジェスチャーゲームなどみんなで楽しく遊びました。
昨日から学校も本格的に始まりました。
まだ桜が咲いていない八坂ですが、これから山菜なども出てくる時期。
春さがしをしながら、楽しく生活していきたいと思います。
平成27年度が始まりました
2日(木)に入園のつどいが行われ、平成27年度の山村留学 八坂美麻学園が始まりました。
今年度、八坂学園は40期、美麻学園は24期となります。
八坂学園17名、美麻学園14名の総勢31名(新入園生14名・継続園生17名)で、今年度は小学2年生?中学3年生までと、学年の幅が広くなりました。
学園生は、この地域で春一番に花を咲かせるダンコウバイ(じしゃの花)を手に持ち、わら靴に挿して入場。
つどいでは、学園四季の紹介や、新入園生のことば、継続園生による歓迎のことば等のプログラムが行われました。
また、学園生の心がまえとして代表の子が読み上げ、1年間頑張っていこうとの決意を確認しました。
学園生の心がまえ
1.山村留学中は、自分の足で歩き、自然の中でたくさん遊び、「ここでし かできないこと」をたくさんします。
2.毎日の「あいさつ」や、ことばづかいに気をつけ、けじめのある毎日をお くります。
3.必要以上に物を持たず、物を大切にし、無駄なお金を使わない生活をします。
4.食事は好き嫌いなく残さず食べ、感謝の気持ちを忘れないようにします。
5.「みんなが気持ちよく生活する」ために、相手の気持ちを考えながら過ごすように努力します。特に、周りで困っていたり、悩んでいる人のことを、みんなで考え、助け合って生活します。
6.自分の目標をもって1年間生活し、収穫祭や修園のときには、成長や成果を大きな声で堂々と発表できるようにがんばります。
31名の学園生たち。
翌3日(金)には、各学校で始業式・入学式が行われました。
新入園生は、始業式で転校生として全校生徒・児童の前で少し緊張しながらも挨拶をしていました。
八坂小学校の始業式の様子
学校でも地元の子から「よろしくね」などと温かく迎えられていました。
これから、31人の学園生みんなで協力し合って1年間生活をしていきます。