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やまなみだより 月別アーカイブ(2014年12月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

雪が降った週末


週末は、冬型の気圧配置によって八坂・美麻もたくさんの雪が降りました。
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雪の降る中ではありましたが、子どもたちは元気に様々な活動を行いました。

炭焼き
13日(土)の午前中から14日の昼過ぎまで、先週切り出してきた原木を使って、センター前の炭焼き小屋で炭焼きの活動を行いました。
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まずは、切り出した原木を窯に入る大きさに割り、窯入れをしていきました。

窯入れが終わると、火付け。
窯の中の温度を高温に保つため、大きな火を安定してつけるまでに時間がかかりました。
火が安定すると、窯の入り口を石や粘土で塞ぎ、一晩かけて焼きました。

翌14日(日)の昼過ぎ、窯から出る煙が透明になったところで、窯出し。
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窯の中から真っ赤に染まった出来立ての炭が見えました。
窯の近くにいるだけで汗をかいてしまうほどの暑さでしたが、できた炭を大切に窯から出しました。

次回のセンター生活では、今回出来た炭を使って暖を取りたいと思います。

大掃除
14日(日)には、年末の大掃除を行いました。
もともと年末の大掃除は「煤払い」と呼ばれるもので、年神様と呼ばれる神様をお迎えするための掃除のこと。
大掃除のいわれについての説明を聞き、掃除開始となりました。
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半日かけて、全員で普段の掃除では中々できていない細かなところなど、センターの隅々までピカピカにしました。
これで無事に年神様を呼ぶことが出来そうです。

誕生日会
2学期中に誕生日を迎えた学園生・指導者合わせて17人をお祝いする誕生日会を14日(日)の夜に開きました。
夕食には、中学生が考えてできるだけ自分たちで作った料理が振る舞われました。
生地からこね、ドラム缶窯で焼き上げた手作りのピザや鍋、手作りのショートケーキなどどれも美味しくいただきました。

夕食後は、有志での出し物発表。
農家ごとに発表をしたり、漫才をしたりと様々な発表がありました。

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誕生日の人には、全員からメッセージを書いた誕生日カードが手渡されました。
最後には、全員で「山留のテーマ」を合唱してお開きとなりました。


明日、子どもたちは年内最後の農家入りとなります。



最近の食卓


最近のセンターの食卓には、信州の郷土食である「野沢菜漬け」が良く出されるようになりました。
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子どもたちは、野沢菜漬けと一緒にご飯をたくさん食べています。
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実はこの野沢菜漬けは、11月22日(土)に子どもたち自身で漬けたもの。
食文化体験の活動として、例年野沢菜漬けを作っています。
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センターの畑で種を蒔いた野沢菜を収穫するところから、野沢菜漬けの活動開始。

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採った野沢菜についているゴミを洗い流します。

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洗い終えたら、計量して塩などと一緒に樽に漬け込みました。

漬けてから約2週間ほどで、しょうゆ漬けにした野沢菜が出来上がりました。
自分たちで作った野沢菜漬けが初めて食卓に並ぶと、みんな笑顔で「おいしい!」と言って食べていました。

しょうゆ漬けの次には、塩漬けの野沢菜も出来上がる予定です。
塩漬けの野沢菜も美味しく漬けられているか、子どもたちはワクワクとしています。



原木の切り出し


7日(日)は朝から雪が降り、とても寒い一日となりました。
この日は、炭焼きの活動に使う原木の切り出しを行いました。

地元で林業に携わる講師の方2名にご指導いただき、作業開始。
はじめに講師の方から、林業の歴史や注意事項について説明してもらいました。

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まずは講師の方のお手本。

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現代の林業ではチェーンソーを使って木を伐採していますが、活動では昔使われていた「斧」や「窓ノコギリ」などの道具を使って、手作業で切り出しを行いました。
ノコギリの使い方が難しかった子もいたようでしたが、協力しながら切り出しを行うことが出来ました。

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切り終えたあとは、運び出し。
切り出した木を一つひとつ大切に運びました。

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とても寒い中での活動となりましたが、みんなで協力しテキパキと切り出しを行うことが出来ました。

今回切り出した木は、今週末に炭焼きの活動で使う予定です。
自分たちで作った炭で、暖をとるのが楽しみです。



座禅体験・安曇野散策


5日(金)下校後から、安曇野市穂高の宗徳寺に出かけて泊りがけで座禅体験を行いました。

宗徳寺には18時前に到着。
本堂でお勤めをし、夕食となりました。
食事のあいさつとして「五観の偈」を唱えての食事となりました。五観の偈の内容は食材や作られた方への感謝をすることなど、センターでの食育指導に通じるものでした。
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夕食後には、座禅を30分間行いました。
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初めて座禅をする子も多く、「足の組み方が難しい」などの感想もありました。

翌6日(土)は、朝5時に起床。
5時半から座禅を行い、お勤めをしたり、外で鐘をつく体験もさせてもらいました。
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その後朝食をいただき、使った部屋やお堂の清掃を行いました。
最後には、写経も体験させていただきました。
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座禅体験を通し、年度末を迎える前に静かな時間を過ごし、4月からの自分を振り返る貴重な時間となりました。


宗徳寺を出てからは、安曇野散策を行いました。
安曇野地域のことについて知ろうと、2コースに分かれて活動を行いました。

安曇野をもっと知りたい!コース
国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)に行き、大きなジオラマを使って学芸員の方から安曇野地域のことについて伺いました。
また、安曇野を流れる川に生息する魚の展示や、安曇野地区にあった庄屋の住居を復元した家屋を見学しました。
その後、園内の原っぱに移動し、雪遊びをしたりサッカーをするなど、体をたくさん動かしました。
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あづみの公園をあとにし、安曇野の冬の風物詩である白鳥が飛来する御宝田遊水地に行きました。
池には、飛来した白鳥のほかにもカモなども多数おり、餌をやりながら渡り鳥の様子を観察することができました。
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己の限界を超えろ!コース
実際に歩いて安曇野地域を知ろうと、安曇野市穂高からセンターのある大町市八坂までの約30kmを歩きました。
意気揚々とスタート。
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みんなで雪遊びをしながら、楽しく歩きました。
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また道中、安曇野地域にたくさんある道祖神や、国宝である仁科神明宮の見学をしました。
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八坂に近づくころには、あたりは暗くなり雪も降り出して、子どもたちの表情に疲れも見えましたが、「最後まで頑張ろう!」と励ましながらみんなで歩き切ることができました。

それぞれのコースが活動を終え、合流地点である八坂の明日香荘で温泉に入りました。
子どもたちは、それぞれのコースでの出来事を楽しそうに話していました。
安曇野散策で、自分たちの住む安曇野地域について様々なことを学ぶことができたようでした。



雪が降っています!


3日(水)にセンター入りした子どもたち。
農家生活中11月22日(土)に起きた地震の影響もなく、全員が元気にセンター入りしました。

そして、今朝。朝のつどいでセンターの前庭に出てみると、雪が降っていました。
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外気温は、氷点下3度。
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とても寒い朝でしたが、雪に喜んでいる子もいました。

今日は下校後に穂高の宗徳寺に出かけ、泊りがけで座禅体験を行い、翌日には安曇野地域を散策しながら戻ってくる予定です。






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