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やまなみだより 月別アーカイブ(2014年7月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

学期末全体活動


7月19日、20日で、「塩の道」を歩く活動に出かけました。

「塩の道」とは、新潟県の糸魚川から松本まで、塩や海産物などを運んだ生活の道。長野県側からは麻やたばこ、大豆、生薬などを運ぶなど、人、馬、牛が盛んに行き来した古道でもあります。この道の一部を、1学期最後に全員で歩きとおすことを目標としました。

ただ、19日は天候が不安定。

計画を変更し、大糸線に乗って糸魚川駅まで行き、海岸でヒスイを探す旅へ。

南小谷駅から乗車した電車は、なんと一両編成。

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車窓から景色を楽しむ子どもたち。

海岸では古代から勾玉などに使われたヒスイを探し、これぞと思われるものをフォッサマグナミュージアムへ持参し、学芸員さんに鑑定してもらいました。

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残念ながらヒスイは見つかりませんでしたが、メノウなどの貴重な石を見つけた子もいました。

その日は小谷村の宿に一泊。源泉かけ流しの温泉に入り、自然の恵みをたくさんもらいました。

翌日は晴れたため、塩の道の「大網峠」を越えました。

急な上りも、励まし合いながら、かつ楽しみながら歩きました。

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道の途中には、茶屋や宿の跡や、お地蔵様など、昔の人々が歩いた足跡があり、子どもたちは「昔の人たちは60キロ背負ってこの道歩いたんだね?」と苦労を感じていまいsた。

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途中の白池で記念撮影。

下りの道は歌ったり走ったりと元気いっぱいでした。

全員で峠を越え、約10キロの道のりを歩ききることができました。

21日は締めくくりの大掃除をして、22日から最後の農家生活に入りました。



採れたよ!


「行ってきましたー!」
先日、学校から元気よく帰ってきた子どもたちの両手には、たくさんのキュウリが。
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このキュウリは、2年目以上の継続園生が希望して行っている一坪百姓の畑で採れたもの。
売っているものと比べ物にならないほど大きなものや、U字型に曲がったものなど、たくさんのキュウリが採れたようです。
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今年の一坪百姓では初めての収穫となった子もいたようで、とてもうれしそうに見せてくれました。
夕食時に味噌をつけて食べると「おいしい!」とまた、笑顔になっていました。

「お家に送る!」と一つひとつ大切に新聞紙で包み、段ボールに詰めていました。

これから他の夏野菜も取れる時期。
どんな野菜が採れるのか、とても楽しみです。



夏の風物詩


7月に入り、八坂美麻でも真夏日となる日がありました。

11日(金)にセンター入りした子どもたち。

12?13日の土日は、この時期ならではの活動を行いました。


12日(土)

午前中は、それぞれの小学校・中学校別に活動をしました。

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小学生の有志で、センター近くの鷹狩山に登る子もいました。

午後には、八坂・美麻地区の自然観察に出かけました。

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オオマツヨイグサの観察。

夕暮れ時になると、蕾だった花がたった約40秒ほどで開花します。

咲きそうな蕾をじっと観察をしていると、ふんわりと花が咲いていく様子を見ることができました。

また暗くなってからは、美麻地区の二重沢親水公園へホタルの観察に出かけました。

水辺を観察していると、ヘイケボタルを見る事ができました。

ホタルを初めて見る子もいたようで、その優しく光るホタルにしばし見入っていました。


13日(日)

この日はあいにくの雨。

午前中は、雨が降っていましたがみんなで畑の草取りを行いました。

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およそ1か月ぶりの草取りだったため、作物と雑草との区別がつかないほどに生い茂っていました。

2年目以上の継続園生が希望して行っている一坪百姓の畑などでは、キュウリやミニトマトなどの夏野菜も収穫できたようです。

午後には、1学期中に誕生日を迎えた人を祝う「誕生日会」を中学生中心に企画・運営して行いました。

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夕食は、みんなの希望で、焼肉。

夕食の後には、子どもたちの有志発表や指導員の出し物も披露され、みんなで楽しいひと時を過ごしました。

その後、中学生が昼過ぎから1枚1枚手作りで焼き上げ、チョコバナナクレープに仕上げた手作りデザートもいただきました。

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そして最後には、1学期中に誕生日を迎えた11人に全員からのメッセージが入った「誕生日カード」を渡し、輪になって「山留のテーマ」を歌い、楽しかった誕生日会はお開きになりました。






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