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やまなみだより 月別アーカイブ(2014年5月)

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

通学合宿3日目


30日(金)、通学合宿3日目となりました。

みんなで登下校
今日もみんなで一緒に学校へ登下校しました。

そして、今日の夕食は箱膳体験。
箱膳体験

箱膳とは、江戸時代に使用されていた、その人専用の飯茶碗、汁碗、小皿、箸の入った箱のこと。
食事の最後には、茶碗にお茶を注ぎ、一切れ残しておいた漬物(たくあん)できれいに器をすすいでから、漬物を食べて湯を飲み、最後は布巾で器を拭いて、再び器を箱へ戻します。
これも日本の「出して片付ける」という文化の1つ。

箱膳は高さが低く、姿勢を良くし、茶碗を持たなければ食べられません。
子どもたちにとっては、美しい食事作法を身に着けるという体験にもなりました。

今日31日(土)〜は1泊キャンプ。
それぞれ班に分かれて、飯ごう炊さんやテント泊をしてきます。



通学合宿2日目


29日(木)、通学合宿2日目です。

朝5:50に放送が入り、起床となりました。
布団をたたみ、顔を洗い、着替えをします。それぞれテキパキとこなしました。

センターの朝は、「朝のつどい」からはじまります。
眠った体を起こすため、ラジオ体操をした後、山々に向かって大きな声で「おはようございます!」とあいさつをします。

朝のつどい
指導員から自然についての話もあります。
この日は通学路に生えているセリ科の植物「シャク」についての話でした。

その後、朝食を食べてから、みんな元気に登校していきました。

太鼓練習
学校から帰り、夜には山村留学生と通学合宿生が一緒に太鼓の練習をしました。
今日からは実際に太鼓を使っての練習。
最終日の解散式で、迎えに来た保護者の前で太鼓を発表する予定です。
みんな発表に向けて、練習に励んでいました。



通学合宿1日目


昨日28日(水)から、山村留学生の生活を八坂美麻の地元の子が体験する4泊5日の「通学合宿」が始まりました。平日はセンターで山留生と一緒の生活をしながら学校に通い、週末にはキャンプを行います。

山村留学生と一緒に宿題
学校から帰ってくると、早速山村留学生と一緒に宿題をし、お風呂に入りました。
お風呂の入り方も「次に入る人のことを考えて」入ります。

開村式
はじめの会「開村式」では少し緊張した面持ちで、これから5日間一緒に生活をする班の発表などを聞いていました。

大勢での楽しい夕食
通学合宿生12名と山村留学生28名、指導者を合わせると計50人の大家族となり、大勢で楽しく食事をしました。
食事中は正座をして姿勢正しく、「残さず感謝しながら食べる」ことを心がけました。

食後の掃除
夕食の後は、一緒に掃除。

山村留学生からの歓迎の太鼓
山村留学生から歓迎の太鼓も披露されました。
その後、通学合宿生も太鼓の練習をしました。

親元を離れ、「自分のことを自分でやる」生活は、地元の子にとっても貴重な体験です。
山村留学生も、見本となる生活をしようと普段より張り切る姿がありました。



八坂縦断へ


5月25日、八坂地区を北から南へ、昔使われていた生活道路などをつなぎながら歩いて縦断する
体験を行いました。

センターを出発し、南端から北端までおよそ18km。

途中には、もう人が住まなくなった「廃集落」や、その地区のお宮、石仏など。

急な斜面を登ったり
急な斜面を登る

立派な石仏と出逢ったり
立派な石仏と出逢う

草むらの中を駆け下りたり
草むらの中を駆け下りる

道の7割は舗装道路ではない山道。落ち葉の積もったふかふか道を上り下りしながら
歩き通しました。
カモシカの親子と出逢ったり、大きなカエルが道の真ん中にいたり、もぐらの赤ちゃんが
いたりと、山の中ならではの出会いもありました。


八坂縦断

ただの山道ではなく、元は昔の集落をつなぐ生活道路であり、時には通学路であった道。
もう人が住まない家が目の前に現れると、みんな「こんなところに住んでいたんだね〜」と、
昔の人々が暮らしていた様子を想像しながら歩く楽しさがありました。

18kmを歩き通した後も元気いっぱいな子どもたちでした。



恵みの雨


今日21日(水)は久々にまとまった雨が降っています。
朝6時ごろのセンター周辺の気温は、12℃。
恵みの雨

八坂美麻でまとまった雨が降るのは、およそ1か月半ぶりだそうです。

田んぼや畑などにとっては、恵みの雨となりましたが、子どもたちは雨の中で登校することとなりました。
レインコートを着て長靴を履き、雨でも子どもたちは元気に生活しています。



芽が出てきました


3日(土)に子どもたちが苗作りをしたポットから、芽が出てきました。

カボチャの芽
カボチャの芽

トウモロコシの芽
トウモロコシの芽

枝豆の芽
枝豆の芽

この苗は26日(月)に畑へ植える作業を行う予定です。



田植え


昨日18日(日)は3回目のセンター入り。
八坂美麻も新緑がとても美しい季節となりました。

新緑が美しい八坂切久保地区

子どもたちは午前中にセンターに集合し、午後から田植えを行いました。

お米作りについてのミーティングをして、早速田んぼへ向かいました。
まずは、田んぼの前で自然の神様に一年の豊作をお祈りする簡略化した神事を行いました。
豊作をお祈りする神事

その後、お供えしたきな粉握りを、黄金色に輝く稲穂をイメージしながら食べました。

素足で田んぼの中へ。田んぼのトロトロとした泥の感触に驚きながらも、みんなで協力して、全て手作業で苗を植えることができました。
田植えの様子

田植えを終えると、おやつのジュースで乾杯!
田植えの後はジュースで乾杯

稲刈りができる秋までは、田んぼの水の管理や雑草取りなどの世話をしていきます。



2度目の農家入り


大型連休の行事を終え、今日8日(木)から2度目の農家入りとなりました。
いってきまーす!

今朝の子ども達は、荷物をつめ込んだ大きなリュックを背負って「いってきまーす!」と学校へ元気に歩いていきました。

学校がある日の農家入りは今回が初めて。自分の荷物はすべて持って行かなくてはなりません。多く持ちすぎれば自分が苦労します。そうやって、最低限のものを持ち、大切に扱い、考えて生活することを覚えていきます。
農家入りの準備

次のセンター入りは10日後の18日。
今回の農家入りの期間で田植えや畑作業を行うお宅も多く、子ども達も家族の一員として、農家さんに教わりながらお手伝いをします。



大型連休 初の親子行事


2日(金)に農家さん宅からセンターに戻った子ども達。
その日の夜は、各農家生活中の出来事を楽しそうに指導者に話してくれました。
翌3日からは親子行事を行いました。

3日(土)
畑に行って畝を立て、ジャガイモ・ネギなどを植える作業を行いました。
新入園生は初めての畝立てでしたが、班のメンバーで協力しながらきれいに畝を立てていました。
ジャガイモ植え・畝立て

お昼すぎ、子ども達の保護者が集まって約1か月ぶりの再会。これまでの様子を事細かに報告する姿が多くみられました。

4日(日)
午前中、親子で山菜採りを行いました。
4つのコースに分かれ、センター周辺へウド・タラノメ・コシアブラ・コゴミなどの山菜を親子で探しに出かけました。
親子山菜採り・タラノメ収穫

採ってきた山菜は、センターの前庭で天ぷらにし、天ぷらうどんでいただきました。
親子山菜採り・天ぷらを揚げる

自分たちで採ってきた採れたての山菜の味は格別。みんな何度もおかわりをして、春の味を満喫していました。
午後は、子ども達がお世話になっている農家さん宅へ親御さんと一緒に訪問し、改めてご挨拶に行きました。

5日(月)
子ども達が4月13日(日)に作った味噌玉を樽に仕込む、味噌仕込みを行いました。
発酵を促す菌がついた味噌玉をハンマーで砕き、麹と塩、水とを混ぜて樽に仕込みました。
また、昨年度に仕込んだまだ塊の残る味噌を再度味噌すり機にかけて細かくする作業も行いました。
味噌仕込み

子ども達や親御さん方で協力して、今年の味噌5樽を無事に仕込むことができました。
今回仕込んだ味噌は、二夏を越えると食べられるようになります。

どんな味噌になるのか楽しみです。

5日で親御さん方は帰られ、6日からは子ども達だけになりました。

6日(火)
連休最終日は、初のキャンプ活動を行いました。
この日は山菜キャンプ(デイキャンプ)。山道を通って、センター下の地区にあるいこいの館キャンプ場まで行きました。山道にはコシアブラがたくさん。他にもタラノメ、ノカンゾウ、ノビル、タンポポなどを採っていました。

この日は、採った山菜や決められた食材を使って、班ごとにメニューを考えての調理。班で協力してかまど作りから片付けまでを行いました。
山菜キャンプ・かまど

どの班も採ってきた山菜を使い、「山菜チャーハン」や「ノカンゾウのツナ和え」など工夫を凝らした料理を作っていました。
山菜キャンプ・いただきます

班の仲間と協力して作り、みんなおいしそうに食べていました。

この連休は親子で八坂美麻の春をたっぷりと感じながら活動することができました。



大型連休に入り


 子ども達が農家生活に入って、約2週間が経ちました。

 センター近くの畦道には、菜の花が鮮やかな黄色の花を咲かせていました。

菜の花と切久保集落

 桜もやっと満開を迎え、少しずつ日差しも強くなってきたように感じます。

 13日に子ども達が作った味噌玉は現在このような状態です。

味噌玉の様子

 明日、初めての農家生活を終えた子ども達がセンターに戻ってきます。
そして5月5日には連休の親子行事として、この味噌玉を樽に仕込む作業を行う予定です。






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