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稲刈り
9月21日に稲刈りを行ないました。
この日は、朝9時から夕方17時過ぎまでの労働。作業は、センターの大きな田んぼ1枚と、育てる会OB・OGで結成された「棚田の会」の大きな田んぼ2枚と、小さな田んぼの7枚。この日、OB・OGの方々も駆けつけ、大人と子どもで協力して稲刈りを行なっていきました。
米は保存が効き、月日が経っても価値が変わらないため、日本人にとっては、昔から重要な財産でした。今もなお受け継がれているこの稲作文化を、八坂の大自然の中で体験できる山村留学生。センターの田んぼ一枚は、稲作の過程や古人の苦労を体験してもらうために、すべて手作業で行ないました。
まず、小学生が中心となって横一列に並び鎌で稲を刈っていき、その稲を中学生が結束していく作業をひたすら続けていき、はざ棒に稲束をどんどん干していきました。そんな中、「もう結束疲れた。稲刈りやりたい!」と言って途中で稲刈りに変更する子、黙々と一つの作業に集中する子、稲刈りをしていたかと思いきや「見てー!」と言って、カエル、イモリ、カナヘビなどに夢中になっている子…。いろいろな子どもたちの様子を見ながらの作業となりました。午後からは機械が入っての作業だったため、残った稲を結束したり、はざ棒に掛けて干すことをひたすら行なっていきました。
子どもたちからは、「機械が入るとこんなにすぐ終わるんだね。」「(一つの田んぼを)ぜんぶ刈ることが出来て気持ちよかった!」などといった声もありました。
約8時間の作業となりましたが、これで稲刈りも終わり、残るは脱穀のみとなりました。
黄金色の稲穂が輝いていた八坂の田んぼも、今はすっかり稲刈りが終わり、晩秋の風景に。
大変な作業でしたが、この日の体験が子どもたちの心に刻まれ、大人になってからも心に残る秋の一日となればいいなと思います。