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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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春を感じています!


標高が900mある山留センター周辺でも、ようやく桜のつぼみがピンク色になり、
所々で花が咲き始めました。


先週末は、学校行事の関係で学園ごとに分かれての活動が多くありました。


4月13日(土)は快晴。
センター周辺のネイチャートレイル「冒険の道」へお弁当を持ってハイキングへ出掛けると、
様々な発見が。
キツツキの穴、草花、山菜、冬眠明けのアオダイショウ、日本カモシカなどなど・・・
岩をよじ登ったり、洞窟のような場所を見つけて入ってみたり、道端で四葉のクローバー探し
をしたり、昼寝をしたり・・・とにかくのんびりと、自然を体いっぱいに感じながら時間を
過ごしました。「こんなこと、都会じゃできないよね?。あー楽しい!!」と、実感のこもった
言葉が聞こえてきました。

へび.jpg

センターに戻ると、さっそく採ってきたつくしでおやつ作り!
沸騰したお湯で茹で、砂糖で煮詰め、つくし飴の完成です。「おいしいじゃん!あまいね。
みんなにも味見してもらおう!」と、満足げな様子の子どもたち。自然の中で思いっきり体
を動かすことができ、ゆっくりと時間を過ごすことのできた休日でした。

4月14日(日)。この日も盛りだくさんの1日。
午前中、みんなで鷹狩山(1164m)ハイクに出掛けました。4つの生活班ごとに地図を持ち、
自然観察をしながら歩きました。
途中、「なにかのフンがあったよ」「どんぐり見つけた。」「ツノハシバミの木あったよ!」と、
たくさんの発見をしながら山頂へ。

たかがり.jpg

山頂に到着すると、目の前には雄大な北アルプスの姿がくっきりと浮かび上がっていました。
そんな絶景の中でスケッチを行い、お弁当を食べました。

午後は味噌作りの初めの作業である、味噌玉作り。
センターでは、毎日の味噌汁は自分たちで作った味噌。味噌は仕込んでから2回の夏を迎え
ると食べられるようになるため、代々味噌を作り続けています。
この地域で作られた大豆150?を使ってまずは味噌玉を作りました。昔は麹が高価であった
ため、大豆をすり潰しソフトボール大の玉を作り、藁の上でカビを生やし、発酵の手助け
としていました。地域の食文化体験として、センターでもこの工程から始めています。

前々日、中学生で150kgの大豆を洗い、前日と当日の午前中には大豆を煮る作業。
それらを経て、この日の作業は以下の1?3をひたすら繰り返します。

1、手動味噌すり機で大豆をつぶす
2、自動味噌すり機で大豆をつぶす
3、つぶした大豆を玉にしてスダレの上に並べる

みそ.jpg

単純な作業ですが150?となると結構大変な作業となり、約2時間掛かりました。

味噌玉.jpg

この味噌玉は、GWの親子行事、味噌仕込みの際に潰し塩、麹、水と混ぜ合わせます。


4月15日(月)
この日は参観日の振替休業だったため、午前中からお弁当を持って、センター周辺の
ネイチャートレイル、「地捨の田の道」へハイキングに出掛けました。

yasaka.jpg

奥の方に進むと、昔、人が住んでいた跡がたくさんあり、食器や農機具などがあちらこちら
に散らばっていました。

センターに戻った後は、ヨモギ餅ときなこ作りをしました。
ヨモギは、平日子どもたちが採ってきたものを使いました。杵と臼を使ってみんなでもちつき体験!
大豆はフライパンで炒ったものを石臼で潰し、自分たちできなこを作りました。

うす.jpg

「やわらかくておいしい!売ってるものと何かが違う!」と自分たちで作った餅を
おいしくいただきました。

自然の中で感覚をフルに使って春を感じています。山留生、幸せですね。


今週末には、いよいよ田起こしと畑作業も始まり、初めての農家生活も始まります。















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