冬の活動
12月22日、子どもたちが待ちに待ったスキー活動の、第一回目の活動を行いました。
今年は例年に比べ降雪量が多く、活動場所の鹿島槍スキー場でも運行しているリフト
がたくさんありました。
この日までに、スキー板やブーツのサイズ合わせ、チューンナップ、ミーティング等を
行ってきました。道具をしっかり手入れし、大事に管理することも自分たちでやります。
スキー場では、曇ったり晴れたりの天候でしたが、技術レベルごとの班に分かれ、
午前午後とたくさん滑りました。4月から毎日たくさんの距離を歩いて足腰を鍛えて
きた子どもたちの上達ぶりは毎年目を見張るものがあります。
これから3月まで、アルペンスキーだけでなく、山の中を散策し雪と思う存分戯れる
クロスカントリースキー、山村の知恵がぎっしり詰まった炭焼き体験、マイナス気温
の雪上でも自分で火を起こし調理することに挑戦する雪中キャンプ、その他、地域
の伝統行事であるどんど焼きや鳥追い、わら細工など、雪国の生活ならではの体験
もたくさんあります。
残る季節は冬のみ。
四季の変化がはっきりとしたこの地域で、残り3か月、30人の熱気で寒さも吹き飛ば
しながら、思い残すことなく楽しんでほしいと思います。
週末
12月8日、9日の週末。
この2日間、大掃除の他は、それぞれの希望やその日の天候等により、やりたい
活動、できる活動を展開していきました。
8日。
午前中から午後1時まで大掃除。
一人一人担当場所を決め、普段やらない場所も隅々まできれいにしました。
午後から翌日にかけて、雪中キャンプに男の子10人が挑戦。
自分たちで献立を考え、事前に買い出しをお願いし、夕食と朝食を作り、夜は
テント泊。マイナス気温の中、火をおこし、せっせと調理をし、ほおばる姿。
厳しい条件の中でもいかにおいしく、かつ快適に過ごせるか、挑戦する姿には
たくましさを感じました。
9日。
キャンプの子以外はたくあん漬け。食文化体験をしました。
お昼には、キャンプの子も元気に合流し、もちつき体験。
全員が重いきねを手に、もちつきをし、お昼にあんこときなこもちにしていただきました。
食べた最高記録はなんと9こ!
午後、雪がたくさん積もったため、美麻地区の中山高原へ雪遊びに出かけました。
そりとクロスカントリーの板を持参し、斜面を何度も上っては滑り、思い切り雪と
戯れました。そり対クロカンで斜面の下までレースをしたり、みんなでにぎやかに
過ごしました。
と、こんな多方面にわたる活動を満喫した2日間。
「ここでしかできない」、貴重な体験ができて、幸せな週末でした。
座禅体験
ブログ場所の移動により、しばらく更新が滞りました・・・。
八坂美麻では、雪が積もる日が例年に比べ早く、すでに何日かは
5cmほどの積雪がありました。
収穫祭を終え、農家生活に入り、11月29日からまたセンター生活が始まりました。
12月1日、2日は安曇野市穂高の宗徳寺に行き、座禅体験をしてきました。
禅宗の教えは、山村留学生活と繋がるものが多くあります。
「日常生活すべてが修業である」という道元禅師の教えは、人と人とが
生活する上で大切な作法や、気遣い、自分を律する心など、お互いが
気持ちよく生活するために、また、社会生活の中で人と人との間で
自立して生活するために必要な要素がぎっしりつまっています。
山留生活も残り3か月半となり、自分を振り返りながら、「静」の中で
過ごす体験をしてきました。
朝のおつとめや、写経なども体験し、帰りには穂高神社にお参りして
受験生の「合格祈願」もしてきました。
2012年も残りわずか。
振り返りとこれからの目標、改めて明確に、そして具体的にしていきたいものです。