収穫祭を終え
11月10日、11日。
第37回収穫祭無事終了。
まずは様子を写真でごらんください。
多くの方々が集いました。
学園生、保護者、農家さん、ご来賓の方々、学校の先生方、地域の方々、修園生、OB保護者等々…。
ある保護者の方はこう言いました。
「子どもたちは私たちと離れ、この場所で、多くの方々に支えられながらも、すごくが
んばっていることがよくわかりました。自分たちは何をしているんだ!と思うくらい。
子どもに負けずに頑張ろうと思います。」
ある学校の先生はこう言いました。
「なんだか悔しかった。ここは、ずっと、変わってないから。学校教育現場は変わりゆ
くけど、理念のもとここは変わらないのだもの。心打たれたよ…」
収穫祭後に子どもたちからとったアンケートから
Q.学んだことは?
「やればやっただけ成長するし、がんばりを認めてもらえること」
「思っているだけじゃ何も伝わらない。行動が大事。」
「一生懸命やれば何かがまっていた」
「本気は、出そうと思ってだせるもんじゃない(普段の取り組みが大事)」
「恥ずかしがっていたら何もはじまらないこと」
「やればできる。やりたいことはやっておかないと後悔する」
「何をするにも本気でやること」
大きな山を越えたけれど、あくまでもここは通過点。
1年間の山村留学も、のこり3か月。
それぞれの立場で、この日受け取った想いや気づきを、さらに熟成させて
いけたらと思います。
もうすぐ・・・
11月10日、11日に行われる収穫祭に向けて、ただいま超多忙な学園生。
この収穫祭を通して、お世話になった方々へ感謝の気持ちを表すことは
もちろんのこと、取り組んできた自分たちの成果を発表できる大きな機会
でもあります。
「ここでしかできないこと」「自分が体験すること」「夢中になること」
に没頭し、あるいは挑戦し、まとめ上げていく個人体験発表。
また、学園生全員で1つのものを創り上げようと取り組んでいる全体発表。
その取り組む過程で、日々少しずつ歩みを進めていきます。
1学期中、あるいは2学期以降もうまくいかなかった仲間同士の関係の改善、
互いへの思いやる意識の芽生え、ホームシックの解消、生活時間の使い方や
基本的生活習慣の改善、自己表現方法の発見・・・
他人同士、異なる環境で育った子たちが集まれば、何も起こらないことはなく、
むしろその問題が起きた時に逃げずに正面から向き合い考えたり、やりたいこと
が見つかり夢中になる中で、マイナスの課題も自然に克服されていったりという
こと。
そんなプラスの作用が起きやすいのが、この収穫祭でもあります。
現在、発表の日まで今日を入れて残り4日。
1分でも大事にして、自分の殻を破り、「本気」になって当日を迎えて
欲しいと思います。