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やまなみだより

八坂美麻学園 元気な子どもたちの山暮らし日記

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稲作


新緑の美しい季節を迎えました。
田んぼにも水が入り、水面に映る木々の緑がさらにまた景色の緑を
深く、濃く感じさせます。

学園の田んぼ作業も進んでいます。
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学園で行う稲作体験にはどんな意味があるのか?

ただ単発的な体験ではなく、田起こしから脱穀まで手作業で行うことで、
日本の主食である「米」が出来上がるまでをしっかりと実体験してほしいと思っています。

もちろん、途中の草取りも子どもたちにとっては大変な「労働」。
しかし、毎日当たり前のように食卓にある「米」は、口に入るまでにどれだけの手間がか
かり、どれだけの歳月がかかるのかについても、実感して欲しいのです。

また、自然とのかかわりの中で、どんなに一生懸命手を尽くしても、気象条件や災害に
より収穫できない場合もあるということ。
収穫できなければ「生きるため」の食料がないということ。
収穫を祈る気持ちから、自然の神様にお供え物をし、収穫までを見守ってもらう「神事」
や、収穫を祝う「祭り」が生まれたこと。

子どもたちには、ただ体験のみならず、年間の大変な「労働」を、「協力」してやるこ
とで、多くのものを感じて欲しい。
そう願って、収穫の日まで、ブヨに刺されながらも素足で田に入り、汗を流し、手間暇
かける体験を積み重ねていきたいと思います。















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